スターゲート、レイヤーゼロによる約164億円の買収提案を承認

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レイヤーゼロとスターゲートのロゴ

クロスチェーンブリッジStargate(スターゲート)のDAOは24日、LayerZero(レイヤーゼロ)による約1億1000万ドルの買収提案を承認した

STGトークンは廃止され、8月25日からZROトークンへの交換が始まる。

買収条件とDAOの判断

レイヤーゼロは8月11日に正式提案を行い、STG保有者が1STGあたり0.08634ZROで交換できる条件を提示していた。評価に基づき、STGは1トークン0.1675ドル、ZROは1.94ドルと算定されている。

DAOの投票では95%が賛成し、スターゲートの流動性インフラをレイヤーゼロエコシステムに統合する計画が承認された。

ワームホールの対抗案を退け、統合を選択

競合のワームホールは、最終段階で1億2000万ドル相当のUSDCによる対抗案を提示。現金による即時流動性や規制面の優位性を強調した。

さらに、AxelarやAcrossも関心を示し、買収競争は激化していた。

だがスターゲートコミュニティは、短期利益より長期的な統合を優先した。レイヤーゼロの提案は、スターゲートの開発方針や相互運用性の理念と整合すると判断された。

また、スターゲートがもともとレイヤーゼロプロトコルを用いて構築されていた点も支持理由の一つだ。

DAOはワームホールの土壇場提案に対しても、投票の中断や再開を求める要求を退け、正当なプロセスを維持した。

クロスチェーン市場への影響

トークンスワップは8月25日に開始され、レイヤーゼロは専用ポータルを設置。買収後もスターゲートのブリッジ機能やUIは25年第4四半期まで維持される。

業界関係者は、この統合がクロスチェーン分野の競争構造を変え、レイヤーゼロの優位性を高めるとみている。

特にイーサリアム(ETH)を基盤とするDeFiエコシステムでは、信頼性の高いクロスチェーン技術の整備が一層重要になっている。

また、トークンを用いた買収は現金取引に比べ規制当局の監視が厳しくなりやすいが、DAOの支持はレイヤーゼロのコンプライアンス体制への信頼を示すものと受け止められている。

統合は26年初頭に完了予定で、DeFiおよび暗号資産(仮想通貨)分野の再編を促す要因になるとの見方が出ている。

著者: 白石 一颯

仮想通貨・ブロックチェーン分野を中心に、最新ニュースや規制動向、プロジェクト分析などを取材・執筆。国内外の信頼性ある情報源をもとに、読者に正確で有益なコンテンツを届けています。専門性と透明性を重視し、投機に偏らない情報提供を心がけています。