暗号資産(仮想通貨)取引所大手のコインベースは30日、2026年第2四半期の決算を発表した。
厳しい市場環境下でシェアを拡大
同社が公開した財務報告によると、第2四半期の総収益は12億2000万ドルだった。一方で、仮想通貨の保有に伴う損失などが影響し、3億5950万ドルの純損失を計上している。
それでも、調整後EBITDAは2億780万ドルとなり、14四半期連続でプラスを維持した。
この期間は仮想通貨時価総額が軟調に推移し、取引活動の低下が目立った。
しかし、同社の世界の仮想通貨取引量に占めるシェアは、前四半期の9.1%から10.3%へと上昇し、過去最高を記録している。
市場全体が縮小する中でも、競合他社を上回るパフォーマンスを見せた形だ。
収益の内訳を見ると、取引収益が5億9900万ドルだった。これに対し、サブスクリプションおよびサービス収益は5億5500万ドルに達している。
後者が純収益の48%を占めており、取引手数料への依存度を下げる戦略が成果を上げている。
予測市場とステーブルコインが成長を牽引
第2四半期において特に注目を集めたのは、予測市場関連の事業だ。同分野の契約数と収益は前四半期比で106%増加し、年換算の収益は1億ドルを突破した。
これは今回の決算において、最も力強い成長を示す指標の一つとなっている。
また、ステーブルコイン関連の活動も業績を支える重要な要素となった。
同社の製品内で保有されるUSDCの平均額は200億ドルに達し、過去最高を更新している。
過去1年間でUSDCに関連する経済活動の約50%を同社が取り込んでおり、決済や実用的な製品利用への移行が進んでいる。
ビットコイン(BTC)の現物取引を除いた純収益の割合は88%に達した。
特定の銘柄に依存しない、多様化されたプラットフォームの構築が進んでいることがわかる。
第3四半期に向けても、サブスクリプションおよびサービス収益は5億ドルから5億8000万ドルの範囲になると予想している。
