米国のマイニング企業ビットマイン・イマージョン・テクノロジーズ(BitMine Immersion Technologies)は1日、先週に2億6500万ドル超のイーサリアム(ETH)を財務資産として追加取得したと明らかにした。
しかし、暗号資産(仮想通貨)市場の下落を受け、発表当日に株価は12%下落している。
イーサリアム保有は約372万枚に拡大
ビットマインは、イーサリアムの保有を急拡大させている。
同社は11月24日時点での保有量を約363万枚と報告していたが、先週、9万6798ETHの追加取得を行ったことで、最新のイーサリアム保有量は約372万枚に達している。
追加購入は主に11月中に実施され、イーサリアムの価格低迷を逆手に取った形だ。
ビットマインはイーサリアムの総供給量の約3%を保有している計算になり、この規模は、企業によるイーサリアムの財務資産として世界最大級だ。
また、ビットマインは、ビットコイン(BTC)を保有するストラテジーに次ぐ仮想通貨トレジャリー企業とされている。ストラテジーは現在、約65万BTCを保有している。
ビットマイン株は12%安に
積極的な資産取得にもかかわらず、ビットマインの株価は発表当日に12%下落した。イーサリアムを含む仮想通貨市場全体の価格下落が影響したとみられる。
市場は企業の財務戦略よりも、短期的な価格動向に敏感に反応した。
ビットマインのトーマス・リー会長は、現在の市場環境を「将来に対する割引局面」と位置づける。イーサリアムの現在価格は長期投資家にとって魅力的だ」と述べ、強気姿勢を崩していない。
同社の取締役会には、イーサリアムのジョセフ・ルービン共同創設者も名を連ねており、開発側との戦略的連携も注目されている。
今後も「5%の錬金術」と称する戦略のもと、イーサリアムの保有比率を段階的に拡大する方針だ。
規制リスクや技術動向を踏まえつつ、長期的な資産形成モデルを追求しており、その動きは仮想通貨長期保有の企業戦略モデルとしても注目されている。
