ゲーム開発会社のenish(エニッシュ)は21日、総額1,000万円相当の暗号資産を贈る株主優待制度の導入を発表した。
抽選で580名にビットコインなどを付与
同社が新たに設けた制度は、一定の条件を満たした株主を対象に暗号資産(仮想通貨)を抽選で付与するものだ。
2026年12月31日時点の株主名簿に記載された、同社株式を500株以上保有する株主が対象となる。21日の終値で計算すると、1万4,500円分の株式保有で抽選に参加できる計算だ。
用意される仮想通貨は、ビットコイン(BTC)とソラナ(SOL)の2銘柄である。それぞれ約500万円相当ずつ、合計1,000万円相当が提供される計画となっている。
知名度の高い銘柄と、同社の事業に深く関わる銘柄を組み合わせた形だ。
抽選で選ばれるのは合計580名となっている。内訳は、20名に100,000円相当、60名に50,000円相当、500名に10,000円相当の仮想通貨が贈られる。
当選した株主への実際の付与手続きは、2027年5月ごろに実施される予定だ。
仮想通貨事業への理解促進と株主還元
今回の優待制度導入には、株主還元の充実と中長期的な株主層の強化という狙いがある。
500株以上の保有を年末時点の条件とし、魅力的な特典を用意して継続的な株式保有を促す構えだ。また、同社が推進する仮想通貨関連事業への理解を深めてもらう目的も含まれている。
同社は現在、ソラナを活用した「アクティブトレジャリー」という新しい事業モデルの準備を進めている。
株主に実際に仮想通貨に触れる機会を提供し、自社の事業戦略をより身近に感じてもらう意図がある。
単なる特典にとどまらず、株主との重要なコミュニケーションツールとして位置付けている。
同社は以前、保有していたビットコインを全て売却し、ソラナの運用へ戦略を転換した経緯がある。
業績面で課題を抱える中、今回のユニークな優待制度は投資家の関心を集めるきっかけになるかもしれない。今後の事業展開と株主の反応に注目が集まる。
