エバーノース・ホールディングスは13日、ナスダック上場に向けた事業統合に伴う私募増資の株式計算方法を変更する明らかにした。
XRP価格変動に対応する条件変更
エバーノース・ホールディングスは、機関投資家規模で暗号資産(仮想通貨)を保有および管理する企業だ。同社は特別買収目的会社(SPAC)のアルマダ・アクイジション・コーポレーションIIとの事業統合を通じて、ナスダックへの上場を目指している。
統合後のティッカーシンボルは「XRPN」となる予定だ。同社はこれまで、1株あたり10ドルの基準価格で私募増資を実施してきた。
調達した資金を用いて、リップル(XRP)を大量に蓄積している。これまでに4億7327万6430 XRP以上を購入し、保有量を拡大させてきた。
今回の条件変更は、XRPの市場価格が当初の契約時から下落したことを受けて実施された。
当初の契約では、株式発行の基準となるXRP価格を2.36ドルに固定していた。しかし、13日時点のXRP価格は約1.006ドルまで下落しており、当初の半値以下となっている。
この価格差による影響を調整するため、発行株式数の計算方法が見直された。新たな条件では、取引完了時のXRPの出来高加重平均価格(VWAP)に基づいて株式数が決定される。
現在の価格水準では発行される株式総数が減少し、純資産価値がより少ない株式に分散される見込みだ。
上場に向けた戦略と今後の展望
発行株式数が減少することで、1株あたりのXRP保有量が増加することになる。同社は、この調整メカニズムが双方向に機能すると説明している。
取引完了時のXRP価格が基準を上回れば株式数は増加し、下回れば減少する仕組みだ。
この変更に伴い、同社は米国証券取引委員会(SEC)に修正された登録届出書を提出した。ナスダック上場に向けて、規制当局や市場関係者に対して透明性を確保する狙いがある。
事業統合の条件を再構築することで、上場に向けた準備を本格化させている。
株式計算方法の変更後も、同社の基本的な戦略に変更はない。上場企業として最大のXRP保有者を目指し、市場での購入や流動性の提供を通じて事業を展開していく。
仮想通貨投資企業として独自の立ち位置を確立し、長期的な成長を追求する方針だ。
エバーノース・ホールディングスのアシーシュ・ビルラ最高経営責任者(CEO)は、今回の決定について言及した。株式数を取引完了時のXRP価値に連動させることは、会社と投資家にとって適切な判断だと述べている。
市場価値と資本構成の整合性を保つ姿勢を強調した。
