資産運用大手のグレースケールとフランクリン・テンプルトンは24日、ニューヨーク証券取引所Arcaで現物リップル(XRP)ETFの取引を開始した。
グレースケールのXRP ETF(GXRP)は取引初日に6736万ドルの純流入を記録し、取引高は652万ドル、純資産総額は7051万ドルに達した。
同時に、フランクリンのXRP ETF(XRPZ)も6259万ドルの純流入を計上した。
両ファンドを合わせた純流入額は1億6400万ドルに達し、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)以外のアルトコインETFとして異例の好スタートとなった。
規制の明確化が投資家心理を後押し
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— Grayscale (@Grayscale) November 24, 2025
XRP ETFの取引開始は、暗号資産(仮想通貨)市場全体で資金流出が続く中での動きだった。これは、規制された金融商品を通じたXRP投資への関心の高さを示している。
近年、資産運用会社はBTCやETHに次ぐレイヤー1資産への分散を進めており、XRPの位置付けは重要性を増している。
特に米証券取引委員会との訴訟でリップルが勝訴したことで、XRPを取り巻く法的環境が明確になった点が大きい。
この透明性が、これまで様子見だった機関投資家にとっての参入ハードルを下げたと見られる。
XRP ETFは、BTC・ETH・ソラナ(SOL)などの既存ファンドを凌ぐ動きを見せており、個人投資家の強い関心も後押しとなっている。
過去に204億ドル超の資金流出があったグレースケールのBTCやETH ETFとは対照的な展開だ。投資家が従来の主要銘柄から新たな投資先へシフトしつつあることがうかがえる。
アルトコインETF市場の拡大と価格への影響
XRP ETFの上場に合わせ、グレースケールは米国初の現物ドージコイン(DOGE)ETFも導入した。初期投資家に対しては手数料無料キャンペーンを実施しており、選択肢の幅を広げている。
ETF取引の開始を受け、XRPの価格は24時間で約3%上昇し、2.08ドル付近で推移した。BTCの上昇率を上回る動きで、市場では強気の見方が広がっている。
一部のアナリストは、今後8ドルを目指す展開も視野に入るとしており、投資家心理に影響を与えている。
XRPの成功を受け、他のアルトコインを対象としたETFの動きも活発化している。
カナリー・キャピタルはライトコイン(LTC)やヘデラ(HBAR)に対応するETFのローンチを進めており、分散ポートフォリオを志向する投資家の選択肢はさらに広がりつつある。
XRPへの資金流入は、規制の不透明さが懸念されていたにもかかわらず、機関投資家の関心が依然として高いことを示しており、今後のアルトコインETF承認に向けた動きにも注目が集まる。
