ターミナル・ファイナンスDEX開発中止|基盤チェーン遅延影響か

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私たちを信頼する理由
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建設が中断された近未来的な金融ターミナルと、資産の返還を象徴する開かれたデジタル金庫

分散型取引所のターミナル・ファイナンスは30日、基盤となるブロックチェーンConvergeの稼働遅延を理由に、プロジェクトの中止を明らかにした。

ターミナルは、Ethena Labsがインキュベートしたプロジェクトで、イーサリアム(ETH)互換のConvergeチェーン上で流動性のハブを目指していた。

基盤チェーンの不発による苦渋の決断

ターミナルは当初、イーサリアム互換のConvergeチェーンを活用し、現物取引に対応したDEXとしての展開を計画していた。

このConvergeは、伝統的金融とDeFiの橋渡しを目指して構想された、暗号資産(仮想通貨)向けの新たな基盤だ。

しかし、Convergeのメインネットは予定通りに稼働せず、今後の展開計画も不透明となった。これを受け、ターミナルは当初の設計に基づいた開発継続が不可能と判断した。

プロジェクトはプレローンチ段階で注目を集めており、DefiLlamaのデータによれば、預かり資産は2億8000万ドルに達していた。

具体的には、2億2500万USDe、1万ETH、100ビットコイン(BTC)が3つの保管庫に預け入れられ、参加ウォレット数は1万を超えていた。

本来であれば25年第1四半期に正式ローンチおよびトークン発行イベントを実施し、初期ユーザーへの報酬配布が予定されていた。

技術的障壁とユーザー資産の保護

プロジェクトチームは、他のブロックチェーンプラットフォームへの移行も検討したが、スケーラビリティやエコシステムの互換性に関する根本的な障害に直面した。

ターミナルのアーキテクチャは、Ethena(ENA)のUSDeや利回り付きトークン(sUSDe)を中核に構築されており、Converge環境に最適化されていたためだ。

公式発表では「単にローンチするためにローンチすることは、我々の核心的な原則に反する」と説明。

不完全な状態で強行するのではなく、誠実さを優先したという。プロジェクトの中止に伴い、預け入れられた元本は1対1で全額引き出し可能となる措置が講じられている。

また、既存のポジション保有者には、当初の約束通りにEthena SatsやsUSDeの収益、その他のポイントが分配される。

プロトコルのコードベースは、透明性確保のためにオープンソース化される予定だ。

今回の決定について、コミュニティからはチームの誠実な対応を評価する声がある一方、Convergeチェーンの稼働に失敗したEthena側の責任を問う意見も出ている。

著者: 白石 一颯

仮想通貨・ブロックチェーン分野を中心に、最新ニュースや規制動向、プロジェクト分析などを取材・執筆。国内外の信頼性ある情報源をもとに、読者に正確で有益なコンテンツを届けています。専門性と透明性を重視し、投機に偏らない情報提供を心がけています。