ソラナネットワーク上のDeFiプロトコルに預けられた暗号資産(仮想通貨)の総額(TVL)が14日、初めて130億ドルを突破した。
複数の情報源によれば、TVLは133億4000万ドルから133億8000万ドルに達し、過去最高を記録している。
TVLは、ネットワーク上のDeFiエコシステムに預けられた資産の米ドル換算額を示す指標だ。
分析サイトToday on Chainも、「ソラナのDeFi TVLは、過去最高の133億8000万ドルに達した」と伝えており、現状の勢いを裏付けている。
24年9月には46億3000万ドルだったTVLは、25年9月には122億7000万ドルへと成長し、1年間で約165%の増加を見せた。
ソラナのTVL急増の背景と展望
ソラナの成長を支える背景には、ネットワークの高速な取引処理能力や、即時確定に近い仕組みといった技術的な優位性がある。こうした特徴は、ユーザーや開発者を惹きつける要因となっている。
加えて、機関投資家の参入も拡大している。シャープス・テクノロジーによる4億ドルの投資や、フランクリン・テンプルトンのファンド拡大がその代表例にあたる。
そうした中、25年8月に米証券取引委員会(SEC)が示した見解が、資金流入をさらに後押しした。
同委員会は、「リキッドステーキングトークンは原則として有価証券に該当しない」と明言し、規制に対する不透明感が後退したことで、資金流入が一段と加速している。
プロトコル単位でも活発な動きが見られる。分散型取引所Raydiumは1カ月で30%を超える成長を記録し、Jupiter DEXなどにも継続的な資金が流入している。
また、ネットワークの改善が進んだことで、かつて懸念されていた停止問題も沈静化しつつある。
一方で、課題も残る。1日あたりの手数料収入は約200万ドルにとどまり、収益性の面で物足りなさがあるほか、TVLデータの正確性や透明性についての指摘も一部で上がっている。
それでも、ソラナの価格は直近1週間で約25%上昇し、現在は180ドル前後で推移している。
今後の評価は、TVLの成長が実社会でのユースケースに結びつくかどうかが鍵となる。

