暗号資産(仮想通貨)金融サービス大手のギャラクシー・デジタルは5日、2025年第2四半期に3070万ドルの純利益を計上したと公表した。
第1四半期の赤字は2億9500万ドルだったが、第2四半期は黒字に転換。
ビットコイン(BTC)の価格上昇と、同四半期中の4272 BTC追加取得が寄与し、純デジタル資産は12億ドル、総資本は26億ドルに増加した。
戦略的なポートフォリオ再編と市場での動き
ギャラクシー・デジタルはリスク管理を重視し、イーサリアム(ETH)の保有量を15万5026ETHから9万521ETHに、リップル(XRP)を1690万XRPから1540万XRPにそれぞれ削減した。
一方で、ソラナ(SOL)の保有量は110万SOLに微増し、新たにSUIトークンをポートフォリオに加えた。この動きは、市場の変動が続く中で、比較的安定しているビットコインへの集中を強める意図があるとみられる。
同社の市場での存在感は、5月16日のナスダック上場により一層高まった。
この上場により、機関投資家からの信頼性が向上し、流動性確保にも寄与している。また、ある顧客のために90億ドル規模のビットコイン売却取引を完了させたことも、同社の実行能力を示した。
デジタル資産管理事業の成長と今後の展望
ギャラクシー・デジタルのデジタル資産管理事業も堅調に成長している。
Fireblocksとの提携によりステーキングサービスを拡充し、運用資産は前期比27%増の89億ドルに拡大した。特にステーキング資産は34%増の31億ドルと大きく伸びている。
デジタル資産部門は、ステーキング利回りやトレーディング収益に支えられ、調整後粗利益で7100万ドルを計上した。現物取引量が22%減少したにもかかわらず、前期比10%の増加となった。
今後の計画として、ギャラクシー・デジタルのマイク・ノボグラッツCEOは、自社株をトークン化し、DeFiと統合する構想を明らかにした。
同社は米証券取引委員会との規制に関する対話を進めており、ビットコインを中心とした強固な資本基盤を維持しつつ、新たな事業機会を模索している。
