米国の暗号資産(仮想通貨)ETF市場は17日、11月10日から14日の週に大規模な資金移動を記録した。
ビットコイン(BTC)のスポットETFから11億1000万ドル、イーサリアム(ETH)のETFから7億2857万ドルが流出した。
一方で、ソラナ(SOL)のETFには4634万ドル、リップル(XRP)のETFには2億4350万ドルの資金が流入した。
コインテレグラフやクリプトフォミアなど複数の情報源によると、11月13日だけで市場全体から約8億7000万ドルが流出し、「記録上2番目に大きい水準」となった。
この動きは投資家がビットコインとイーサリアムへの集中投資から、より多様なポートフォリオへと戦略を転換していることを示している。
ビットコインとイーサリアムからの流出背景
アナリストによると、今回の流出はパニック売りではなく戦略的なポートフォリオ調整だという。
市場関係者は「10月の上昇相場で参入した投資家が徐々にポジションを縮小している」と指摘する。
ビットコインとイーサリアムは依然として暗号資産市場の中核を占めているが、機関投資家は安定性と成長可能性のバランスを求めて資金配分を見直している。
11月第2週の大規模な流出は、両資産が10月に記録した上昇からの利益確定の動きとも解釈できる。
市場参加者は「資金がビットコインとイーサリアムから流出し、ソラナとリップルに流入している明確なパターンがある」と分析し、これは広範な市場撤退ではなく、変化する暗号資産市場への適応を示していると述べた。
リップルETFの記録的デビュー
リップル市場では特に劇的な動きがあった。
キャナリーキャピタルのリップルETFが11月14日の初取引日に約2億4305万ドルを集め、「2025年の暗号資産および伝統的ETFの中で最も成功したデビュー」となった。初日の取引高は5800万ドルに達した。
これによりリップルは、ビットコインとイーサリアムに続いて大規模なETF商品採用を達成した3番目の主要暗号資産となった。
リップルへの大規模な資金流入は、ETFローンチとリップル社の規制面での改善が要因だ。
