バイナンスのチャオ・チャンポン(CZ)創業者は21日、現在の市場が「本物の強気相場」にはまだ達していない可能性をSNS上で示唆した。
CZ氏は、経済ファンダメンタルズに裏付けられた「本物の」強気相場と、現在の市場パフォーマンスを区別しているとみられる。
具体的には、供給管理協会(ISM)のデータを、一般経済活動と企業収益を結びつける重要な指標として言及。
現在の市場の強さが持続可能か、あるいは経済的裏付けを欠いた投機的な段階にすぎないか、という議論の中での発言だった。
or maybe we haven't hit real bull market yet? 😆
— CZ 🔶 BNB (@cz_binance) September 21, 2025
市場の過熱感とビットコインの今後への懸念
CZ氏の発言の背景には、複数の主要な市場環境がある。
チャールズ・シュワブ証券の2025年中間見通しによれば、S&P500の予想PERは21年の市場ピーク時に匹敵する水準に達しており、株価の割高感に対する懸念が高まっている。
S&P500は25年に57回の過去最高値を更新しており、これは21年や17年といった力強い強気相場の年と比較される。
ただし、市場アナリストらは、こうした記録更新が続いた年の後は、急騰ではなく調整局面が続く傾向にあると指摘している。
このような市場の過熱感は、暗号資産(仮想通貨)市場にも影響を与えている。
特にビットコイン(BTC)の今後を考える上で、株式市場との相関性は無視できない要素だ。
CZ氏が問うビットコインの基盤
CZ氏が懸念しているのは、市場の技術的な強さと、それを支える経済的基盤との乖離である。
同氏は、ISM指数を製造業およびサービス業の経済活動を測定する指標として重視しており、これこそが本物の強気相場には不可欠だとみなしている。
チャールズ・シュワブの25年第2四半期トレーダーセンチメントレポートでは、市場の不安が鮮明になった。
弱気センチメントは2年ぶりの低水準に落ち込み、トレーダーの約60%が米国株式市場に対して弱気な見方を示している。
景気後退への懸念は前期の33%から63%へと増加し、62%のトレーダーが25年にスタグフレーションが訪れると予測している。
また、61%が関税政策による経済成長の鈍化を懸念している。実体経済に対するこうした不安と、株価の過去最高値更新という現象との間には大きなギャップがある。
CZ氏の指摘は、経済指標主導だった過去の強気相場とは異なる現在の市場が、ファンダメンタルズの悪化によって調整されるリスクをはらんでいるという視点を示している。
ビットコイン進化を支える新技術
CZ氏が強調するようなファンダメンタルズに裏打ちされた市場成長が求められる中で、ビットコイン自体の基盤を強化しようとする技術的な取り組みが活発化している。
スケーラビリティや機能性を拡張するレイヤー2ソリューションの中でも、注目されているのがBitcoin Hyper(HYPER)だ。
ホワイトペーパーによれば、ビットコインのセキュリティを維持しつつ、トランザクション速度やスマートコントラクト機能の限界を克服することを目的としている。
特徴的なのは、ソラナ(SOL)・バーチャル・マシンを統合することで、最速のビットコインL2チェーンを目指している点だ。
こうした取り組みは市場からも高く評価されており、プレセール段階で既に1700万ドル以上の資金を調達するなど、投資家からの期待が高まっている。
さらに、初期参加者向けの高利回りステーキング機会もこの動きを後押ししている。
現在のプレセール価格は約0.0129ドル。ビットコインのエコシステムを拡大するポテンシャルを持つとされ、Bitcoin Hyperの価格予想については強気の見方が多い。
Bitcoin Hyperは詐欺と指摘されることもあるが、公式に開発が進められており、正規のプロジェクトとして透明性の高い運営が行われている。
Bitcoin Hyperの購入方法については、公式サイトを通じて案内が明示されている。

