ビットワイズ・アセット・マネジメントは10日、チェーンリンク(LINK)ETFが米国の預託信託清算機構(DTCC)の適格リストに追加されたことを明らかにした。
チェーンリンクETFの構造と申請状況
ビットワイズは25年8月、チェーンリンクを対象とするETFの予備登録届出書(Form S-1)をSECに提出した。
その後、ETFの清算・決済インフラに関する運用要件を満たし、DTCCの適格リストに登録された。ただし、この登録は米証券取引委員会(SEC)による承認を意味するものではない。
ファンドはLINKの価格を反映するパッシブ運用型で、アクティブな売買やヘッジ戦略は行わない。
LINKトークンの保管業務はコインベース・カストディ・トラスト・カンパニーが担い、価格はCFベンチマークスが提供するCME CFチェーンリンク・ドル参照レートに基づいて算出される。
ETFの上場には、追加でForm 19b-4の提出が必要とされており、これがSEC承認に向けた次のステップとなる。
高まる機関投資家の関心
チェーンリンクは、スマートコントラクトと現実世界のデータをつなぐ分散型オラクルネットワークとして広く利用されている。
スウィフトやビザ、マスターカードなど大手金融機関との連携も進み、規制された投資手段への需要が拡大している。
ビットワイズの申請は、ビットコイン(BTC)ETFやイーサリアム(ETH)ETFが相次いで立ち上げられた流れを受けたものだ。
暗号資産(仮想通貨)ETFのインフラが成熟しつつあることも、背景にある。
LINK価格はETF届出提出前の30日間で約26%上昇し、24.18ドルを記録した。市場ではすでに、約140万ドル相当のLINKがETF承認を見越して購入されたと報告されている。
グレイスケールやタトル・キャピタルなど、他の資産運用会社もチェーンリンクを対象とするETFの開発を進めており、市場競争が活発化している。
