米資産運用会社アーク・インベスト(ARK Invest)は、暗号資産(仮想通貨)市場が2030年までに25兆ドル規模に成長するとの長期予測を公表した。
この野心的な見通しは、市場内で再び憶測を呼んでいる。
アーク・インベストの仮想通貨価格予測
アーク・インベストのデジタル資産リサーチディレクター、ロレンゾ・ヴァレンテ氏によると、このシナリオではイーサリアム(ETH)が約2万8000ドル、ビットコイン(BTC)は70万ドルを超える可能性がある。
また、リップル(XRP)は基本シナリオで約19ドル、楽観的なシナリオでは75ドルも可能だとした。
著名な仮想通貨インフルエンサー、オースティン・アーノルド氏が引用した最近の分析で、ヴァレンテ氏はアーク・インベストがこれらの数値に至った経緯を説明した。
現在の仮想通貨市場全体の時価総額は約4兆ドルであり、この予測は5年間で市場が4倍以上に成長することに相当する。
2030年に向けた主要仮想通貨の価格シナリオ
アーク・インベストは、DeFiの台頭、ステーブルコインの役割拡大、実物資産のトークン化といった構造的なトレンドを成長の原動力として指摘している。
また、機関投資家からの継続的な資金流入や、企業や政府によるブロックチェーン技術の大規模な採用が進むことを前提としている。
この予測に基づいて、2030年に市場が25兆ドルに達した場合のETHとBTCの価格を計算すると、以下の通りとなる。
- イーサリアム:現在、仮想通貨市場全体の約13.5%を占めているイーサリアムがこの市場占有率を維持した場合、時価総額は約3兆3750億ドルとなる。現在の流通量である1億2070万ETHを基に計算すると、ETH価格は理論上約2万8000ドルに達する可能性がある。
- ビットコイン:25兆ドル市場で約58%の市場占有率を維持した場合、ビットコインの時価総額は14兆4900億ドルに達する。これは1BTCあたり約72万7000ドルの価格を示唆している。
しかし、アーク・インベストの予測は大きな期待を集める一方で、批判的な声も上がっている。
アナリストらは仮想通貨市場の激しい価格変動や、政治的・経済的状況への依存性を指摘していて、具体的なリスク要因としては以下のような点が挙げられる。
- 規制強化
- マクロ経済のリスク
- 他のブロックチェーンとの技術的な競争
これらの要因は、将来の市場シェアを左右する重要な要素となり、予測通りに市場が成長しない可能性も示唆している。
ビットコインの今後を担う新プロジェクト
このような市場の不確実性と技術競争の中で、既存の仮想通貨の課題を解決し、新たな可能性を切り開くプロジェクトが注目を集めている。
その一つが、ビットコインのレイヤー2ネットワークとして開発が進むBitcoin Hyper(HYPER)プロジェクトとなる。
ホワイトペーパーよると、ビットコインが持つ価値の保存機能という側面に加え、スマートコントラクトや分散型アプリケーション(dApps)を実行できる多機能なプラットフォームへと進化させることを目指している。
Bitcoin Hyperはソラナ仮想マシンの統合など独自の技術アプローチにより、ビットコインネットワークが抱える処理速度や手数料高騰といったスケーラビリティ問題を解決するという。
これにより、ビットコインをDeFiやNFT、ゲームといった急成長するWeb3.0経済圏で活用する道が開かれると期待されている。
Bitcoin Hyperの買い方については、プレセール期間中はSOL、ETH、USDT、BNB、さらには銀行カードでの購入が可能だ。
実際、このプロジェクトはプレセールで1800万ドル以上を調達するなど、既に投資家から高い関心を集めている。
Bitcoin Hyperの今後については、ビットコイン自体の普及が進む中、その機能を根幹から拡張するプロジェクトの動向は、今後の仮想通貨市場を占う上で見逃せない要素となりそうとなる。

