新しい仮想通貨が注目｜ソラナL2として2400万ドル調達へ

暗号資産（仮想通貨）ソラナ（SOL）は27日、市場全体の下落傾向の中で推移している。

全体相場が軟調な中でも、一部の新しい仮想通貨プロジェクトは強い資金流入を見せている。

特にソラナ向けL2（レイヤー2）ソリューションを開発するSolaxy（SOLX）は、プレセールフェーズで2300万ドル以上の資金調達に成功し、投資家からの高い関心を集めている。

ソラナが直面する課題と新しい仮想通貨の解決策

ソラナは1秒あたり4500件以上のトランザクション処理能力を持つ高速ブロックチェーンとして知られ、多くの仮想通貨プロジェクトやミームコインの基盤として選ばれている。

米大統領ドナルド・トランプによる公式ミームコイン「トランプコイン（TRUMP）」や、メラニア・トランプの「メラニアコイン（MELANIA）」などがソラナ上でローンチされたことで大きな注目を集めた。

しかし、これらの人気トークンの登場はネットワーク混雑を引き起こし、一般ユーザーは取引失敗や遅延といった問題に直面した。

新しい仮想通貨Solaxyは、このようなソラナの課題を解決するために開発されている。ピーク時でも安定した取引処理を保証し、ネットワーク混雑による遅延やサービス中断を最小限に抑えることを目指している。

Solaxy開発チームは最近、Hyperlane統合の成功というマイルストーンを達成した。この統合により、ソラナとSolaxy間での資産移動がスムーズになり、ライブでの入出金や流動性管理が向上した。

次のステップとして開発ネットワークの最適化が進められており、ユーザーフレンドリーな開発環境の整備が目標とされている。プロジェクトの最新情報は公式TwitterアカウントやTelegramグループで定期的に共有されている。

SOLXトークンのプレセールは、割引価格での購入機会を提供している。また、参加者はトークンをステーキングすることで年率173%の追加報酬を獲得できる仕組みとなっている。

この新しい仮想通貨はイーサリアムとソラナの強みを組み合わせた重要な橋渡し役として位置づけられ、マルチチェーン分散型金融（DeFi）アプリケーションの新たな可能性を開くことが期待されている。

プレセール終了後、SOLXは主要取引所に上場予定で、早期参加者はローンチ直後にトークンを受け取ることができる。ステーキングしている場合は、ローンチから7日後に利用可能となる。

SOLXのプレセール価格は24時間以内に上昇する予定で、現在の価格で投資できる時間は限られている。

すでに2300万ドル以上を集め、大きな成功を収めているこの新しい仮想通貨は、マルチチェーン統合とソラナの課題解決能力を持ち合わせていることから、ブロックチェーン業界での重要なプレイヤーになる可能性を秘めている。