マイケル・セイラー氏率いる米ストラテジー関連とみられる暗号資産(仮想通貨)ウォレットは5日、1030 BTCの大口送金を行った。
マイクロストラテジー関連ウォレットの動向
ブロックチェーンの追跡データによると、同社に関連すると疑われるウォレットが約6614万ドル相当のビットコインを移動させた。
この送金は公式な発表に基づくものではなく、オンチェーン上の活動にとどまる。そのため、直ちに市場での売却を意味するものではないとみられている。
同社は7月下旬に発表した2026年第2四半期の決算で、7月26日時点で84万3775 BTCを保有していると報告していた。当時の市場価値は約547億7000万ドルに上る。
その後、7月27日から8月2日にかけて1638 BTCを約1億470万ドルで売却し、保有残高は84万2138 BTCとなった。
同社はこれまでビットコインの買い手としての姿勢を貫いてきたが、優先株の配当や自社株買いの資金を調達するために一部を売却した。
長年蓄積してきた仮想通貨の一部を手放した動きが、市場の注目を集める要因となっている。
一方で、ストラテジーのマイケル・セイラー会長は1日、長期的にはビットコインの純買い手であり続けると説明した。
日本でもメタプラネットが同様の戦略を採用し、注目を集めている。
MARAも大口送金を実施
市場の報告によると、仮想通貨マイニング大手のMARAも同日、6000 BTCを暗号資産運用会社のTwo Primeに送金した。アナリストらは、この送金が必ずしも売却を意味するものではないと指摘している。
資産管理や担保としての利用、あるいは財務最適化の一環である可能性が高いという。
送金前の時点で、MARAは3万6303 BTCを保有していたとされている。現時点で同社から送金に関する公式な声明は出されていない。
そのため、今回の動きもオンチェーン上のデータに基づくものであり、慎重な解釈が求められる。
両社の大口送金は市場の関心を集めているが、公式な売却記録として確認されているのはストラテジーの1638 BTCのみである。
企業が保有する大規模な仮想通貨の移動は、市場にさまざまな憶測を呼ぶことが多い。
しかし、実際の目的は企業の財務戦略に基づく多様な運用である場合も少なくない。
仮想通貨市場の動向を把握する上では、公式な発表とオンチェーンデータを区別して確認することが重要となる。
