暗号資産(仮想通貨)アナリストのダークフォスト氏は26日、ビットコイン(BTC)の長期保有者に関する最新の分析結果を公開した。
長期保有者の供給量が過去最高水準に
同氏によると、半年以上ビットコインを動かしていない長期保有者の総保有量が約1630万BTCに達した。
この数値は過去最高水準であり、市場に出回る循環供給量の約8割を占める圧倒的な規模だ。
長期保有者は市場の短期的な値動きに左右されにくい、強い信念を持つ層として広く知られている。
過去数ヶ月のデータを振り返ると、価格が下落する厳しい局面でも彼らが着実に保有量を増やし続けていることがわかる。
2025年後半から2026年前半の価格変動期に購入された仮想通貨が、半年という期間を経て新たに長期保有の枠組みに入ってきた。
新たに長期保有の条件を満たす量が、この層から売却される量を継続的に上回っている。
さらに、仮想通貨取引所に保管されているビットコインの量は過去7年間で最低水準まで減少している。多くの人が取引所から外部の専用ウォレットへ資金を移動させ、より安全な長期保管に切り替えている。
こうした動きは、市場全体の売り圧力が構造的に低下している状況を裏付けている。
含み益は過去のピークを大きく下回る
同氏の推計によると、長期保有者の平均取得単価は約4万9400ドルとなっている。現在の市場価格を考慮すると、彼らの未実現利益(含み益)は平均して約30%にとどまっている。
2025年1月に記録した約340%という含み益のピークと比較すると、現在は大幅に低い水準だ。
長期保有者は歴史的に、含み益が極端に大きくなったタイミングで利益を確定する傾向がある。現在の約30%という利益率は、彼らが大規模な売却に動くにはまだ不十分な水準とみられる。
そのため、当面は市場に対して急激な売り圧力がかかりにくい環境が続くと考えられる。
2025年10月に約12万6000ドルの最高値を記録した後、市場は長期的な調整局面を迎えた。
現在、ビットコインは6万ドルから6万5000ドルの範囲で推移している。価格が低迷する中でも、長期保有者が着実に基盤を固め、次の展開に備えている様子がデータから明確に読み取れる。
