DeFiプロトコル大手のアーベ・ラボ(Aave Labs)は17日、アップルのアプリストアで新アプリAave Appの提供を開始した。
アーベ・ラボは、低金利に不満を持つデジタルネイティブ世代をターゲットに、DeFiの複雑さを排除した使いやすいインターフェースを採用している。
高利回りと安全性を両立した消費者向けアプリ
新アプリでは、銀行振込、デビットカード、ステーブルコインによる入金に対応し、最大9%の利回りが得られる。
従来の銀行預金と比較して利率は顕著に高く、ユーザーにとって魅力的な選択肢となる。
さらに、100万ドル相当の補償制度が用意されており、セキュリティ侵害や技術的なトラブルから預金を守る体制も整っている。
アプリには、将来の利息収益を確認できるシミュレーション機能や、定期預金に対する報酬プログラムも搭載している。
アーベ・ラボのスタニ・クレチョフ創設者は「金融の未来はオンチェーンにあると信じている」と述べ、アプリの提供がDeFiの普及を加速させる一歩であると強調した。
スタブル・ファイナンス買収で製品力を強化
今回のアプリ公開は、アーベ・ラボによるフィンテック企業スタブル・ファイナンスの買収に続く展開だ。
買収額は非公開だが、スタブル・ファイナンスが手がけていた消費者向けステーブルコイン貯蓄アプリの技術が統合されており、利便性と安全性の両面でサービスが強化されている。
同社はこれまでにも22年のソナー、23年のファミリーといった人材重視の買収を行ってきた。
現在、暗号資産担保ローンサービスを提供するアーベ(Aave)は12以上のネットワーク上で数百億ドル規模の資産を管理し、スマートコントラクトによって非保管型で運用されている。
ステーブルコイン市場全体の供給量が3000億ドルを超えるなか、安定した利回りと安全性を兼ね備えたこのアプリは、主流消費者に向けた暗号資産(仮想通貨)投資の入り口、そしてDeFi普及の起点として注目されている。
