シャープリンク・ゲーミングは28日、保有する2億ドル相当のイーサリアム(ETH)をコンセンシスのLineaネットワークに展開する計画を明らかにした。
LineaのzkEVMレイヤー2を活用し、オンチェーン収益の創出と資産効率の向上を図る。戦略の狙いは競争力が高く、差別化されたリスク調整済みのイーサリアム建てリターンの獲得にある。
収益源には、ステーキング、EigenCloudの分散型検証サービスによるリステーキング報酬、Lineaおよびether.fiからのインセンティブが含まれる。
NEW: SharpLink plans to deploy $200M of $ETH on @LineaBuild through a collaboration with @ether_fi, @eigenlayer, and @Anchorage.
Through this partnership, SharpLink will now access enhanced $ETH-denominated yield from:
– Native staking yield
– Direct incentives from Linea and… pic.twitter.com/1bRXO1vZ6l— SharpLink (SBET) (@SharpLinkGaming) October 28, 2025
ステーキングとリステーキングの仕組み
ステーキングとは、ブロックチェーンネットワークの安全性を支援する見返りとして、暗号資産(仮想通貨)をロックアップし報酬を得る仕組みを指す。
リステーキングはこの概念を拡張したもので、ステーキング資産を再利用して追加の分散型サービスを支援し、さらなる報酬を得ることができる。
今回の2億ドルの展開は、適格カストディアンであるアンカレッジ・デジタル・バンクを通じて、機関投資家向けのセキュリティ対策の下で管理される。
CoinGeckoのデータによれば、シャープリンクは現在、企業として2番目に多くのイーサリアムを保有しており、その量は85万9853ETH(約35億7000万ドル)で、総供給量の0.71%に相当する。
今回の展開額は保有額の約5.6%にあたる。
広がる企業のDeFi活用
DeFiを通じたオンチェーン収益の向上は、シャープリンクに限られない。9月2日には、ETHZilla(ETHZ)が1億ドル相当のイーサリアムをether.fiに展開し、保有資産の収益性を高めると発表した。
ETHZillaは現在、10万2326ETHを保有する、5番目に大きなイーサリアム保有企業だ。
2月には、イーサリアム財団がSparkやCompoundといったDeFiプロトコルに4万5000ETHを展開した。
6月に公表された同財団の資産運用方針では、単なる保有にとどまらず、ステーキングやDeFi展開を進める姿勢が示されている。
イーサリアムの今後を支えるDeFi基盤の拡大に向けて、中央集権型取引所も活用を強化している。
9月には、コインベースがDeFi融資プロトコルのMorphoと提携し、ユーザーがUSDCステーブルコインを貸し出すことで最大年利10.8%の利回りを得られるようにした。
その直後には、Crypto.comもMorphoを自社のCronosブロックチェーンに統合する計画を発表。
ラップドイーサリアムなどの資産を預け入れ、新設予定の融資ボールトを通じてステーブルコイン収益を得られるようにする方針だ。
新たな収益機会を提供するBitcoin Hyper
こうした企業によるDeFi活用の広がりを背景に、個人投資家向けにも新たな仮想通貨投資の選択肢が登場している。その一つが、Bitcoin Hyper(HYPER)だ。
HYPERは、従来ビットコインで課題とされてきた処理速度の遅さや高額な手数料の問題に対応し、ブロック生成時間を数秒単位に短縮し、手数料も数セント程度に抑えることを目指している。
これにより、ビットコインが持つ強固なセキュリティを維持しながら、日常の決済からDeFi、NFT、ゲーム分野に至るまで、幅広い用途に対応できるブロックチェーンインフラの構築を目指す構想だ。
現在HYPERはプレセール段階にあり、すでに2500万ドル(約38億円)以上をの大規模資金調達に成功している。さらに、最大年利47%のステーキング報酬も大きな注目を集めた。
企業によるDeFi統合が進む中、個人投資家にとっても新興プロジェクトへの早期参加は収益機会の一つとなっている。ただし、仮想通貨投資には価格変動リスクが伴うため、慎重な判断が求められる。

