ステーブルコインUSDCの発行元であるサークル(Circle)は21日、ソラナ(SOL)のブロックチェーン上で新たに7億5000万ドル相当のUSDCを追加発行した。
これにより、直近1週間にソラナ上で発行されたUSDCは累計12億5000万ドルに達し、25年のソラナ上におけるUSDC総発行額は247億5000万ドルとなっている。
USDCは米ドルと1対1で価値が連動するよう設計された暗号資産(仮想通貨)であり、今回の発行はブロックチェーン監視サービスのOnchain Lensやホエールアラートによって確認された。
Just In: Circle has minted $750M in $USDC on @solana.
In 2025, they have minted $24.75B on the #Solana Network. pic.twitter.com/fpOiswH1PZ
— Onchain Lens (@OnchainLens) August 21, 2025
発行加速の背景にソラナの優位性
サークルがソラナ上でのUSDC発行を加速させている背景には、複数の要因がある。
その一つが、ソラナのネットワークが取引処理に優れ、手数料も安価である点だ。こうした技術的優位性が、ステーブルコインの流動性を高め、DeFiの成長や機関投資家による採用を後押ししている。
また、戦略的パートナーシップも重要な役割を果たしている。
特に、日本のSBIホールディングスがサークルへ5000万ドルを出資したことは、日本市場におけるUSDCの採用を促進し、グローバルな拡大に寄与している。
データによれば、USDCは機関投資家向けの店頭取引量の約75%を占め、前年比で29倍の成長を記録した。
主要市場で規制整備が進展していることも、機関投資家の参入を後押しする要因となっている。
機関投資家の需要とエコシステムへの影響
今回の大規模な発行は、機関投資家が取引やヘッジ戦略のためにステーブルコインへ資金を移動させている現状を反映している。
直近では、24時間で2億5000万ドルのUSDCが発行されるなど、仮想通貨に対する機関投資家の需要の高さが示されている。
ステーブルコインは、従来の銀行を介さずに国際送金やイールドファーミングなどを可能にするDeFiの基盤インフラである。
ソラナ上でのUSDC供給拡大は、ネットワーク効果や流動性の向上を通じて、ソラナのエコシステム全体に好影響を与えている。
市場分析では、この動きがソラナネットワークの有用性を高め、計算リソースへの需要を創出することで、ネイティブトークンであるSOLの価値向上につながるとの指摘がある。
