イーサリアム(ETH)は24日、過去最高値の4957.67ドルを記録した。
今回の高騰は、21年11月に記録した旧最高値4867ドルを突破。新たな価格水準に入り、上値に抵抗線がない状態だ。
背景には、22日のジャクソンホール会議でのジェローム・パウエルFRB議長のハト派的な発言がある。同議長が9月の利下げの可能性を示したことで、リスク資産にとって追い風となった。
また、機関投資家によるETF経由の資金流入も増加。22日には3億3770万ドルが流入した。
加えて、ビットコイン(BTC)の大口保有者が300BTCをハイパーリキッドに移動し、イーサリアムを購入したとみられている。
イーサリアムの今後と市場動向
今回の急騰を受けて、イーサリアム市場ではショートポジションの大量清算が発生し、弱気筋の撤退が浮き彫りとなった。
市場アナリストの間では、供給制約からさらなる上昇を予測する見方と、週明けに反落する可能性を警戒する声がある。
中長期的には、現物ETFへの資金流入と機関投資家の参加拡大が継続すれば、イーサリアムは25年後半にかけて6500ドルまで上昇するとの予測も出ている。
イーサリアムの価格動向には過去のテクニカルな基準点がなく、21年の強気相場以来、初めて本格的な価格水準で取引されている。
この動きは暗号資産(仮想通貨)市場全体にも波及しており、投資家心理の改善や資金流入の加速といった形で、強気の地合いが広がりつつある。

