Aerodrome Finance(AERO)はこのほど、直近2週間で48%上昇した。
暗号資産(仮想通貨)市場全体が停滞する中、AEROは際立ったパフォーマンスを見せている。
現在、仮想通貨市場の時価総額は約3兆3960億ドルを記録。過去24時間は大きな変動は見られないが、過去3ヶ月で約5000億ドル増加している。
恐怖・強欲指数は65付近に位置し、パニック的な売りではなく押し目買いを支持する中立から強気のセンチメントを示している。
一方で、イスラエルとイラン間の地政学的緊張や、12億ドル規模のレバレッジポジションの解消が短期的なボラティリティを引き起こしたものの、機関投資家からの資金流入は堅調に続いている。
米国を拠点とする上場投資信託(ETF)では、直近2週間で純流入が継続。中でもブラックロック社のiShares Bitcoin Trustは運用資産額が700億ドルを突破した。
ビットコイン、反発後上値試す展開に
ビットコイン(BTC)は現在、10万7000ドル前後で推移しており、短期的には反発局面に入っている。
チャートでは、23日に一時9万9000ドルを割り込んだものの、そこを底値として強く反発。現在は10万7000ドル付近のレジスタンスラインを試す展開となっている。
このレジスタンスラインを明確に上抜けるかどうかが、今後の価格動向を左右する重要なポイントとなる。
現時点では、やや強気寄りの相場展開が期待されるものの、上値抵抗帯を突破できなければ再度調整に入る可能性も考えられる展開だ。
市場の停滞をよそに堅調な成長を続けるAERO
ビットコインが反発の兆しを見せる中でも、市場全体には依然として停滞ムードが漂っている。そんな中、AEROは強気トレンドを維持している。特に19日には1ドルに迫る急騰を見せ、現在も0.8ドル前後の水準を保っている。
この価格上昇の背景には、米仮想通貨取引所コインベースが自社メインアプリへの分散型取引所(DEX)統合を発表したことがある。この動きが、AEROに対する投資家の期待感を高めた。
コインベースのレイヤー2ブロックチェーンBaseを基盤とするAEROは、中央流動性市場としての役割を担っており、今回の統合発表はその戦略的価値をより一層際立たせている。
ソラナ基盤の新しい仮想通貨がDEXに上場
AEROのように特定課題の解決を目指すプロジェクトが注目を集める中、ソラナ基盤の新しい仮想通貨がDEX上場を果たした。
それがソラナ初レイヤー2ソリューションとして開発されたSolaxy(SOLX)だ。
Solaxyは、取引量の増加により問題となっていたソラナネットワークの混雑緩和とスケーラビリティの向上を目指すプロジェクトだ。
ホワイトペーパーによれば、Solaxyはオフチェーン実行と並列処理技術を組み合わせた独自設計により、トランザクション速度の向上と取引手数料の削減を同時に実現する仕組みを備えている。
先行トークン販売では総額5800万ドルを超える資金調達に成功し、同プロジェクトに対する市場の期待感と将来性を示した。
革新的なアーキテクチャと明確なビジョンを兼ね備えたSolaxyについて、一部アナリストはその将来性を高く評価している。
確固たる技術基盤を有するSolaxyは、今後の仮想通貨市場で注目すべき銘柄のひとつだ。