ソラナ財団は2日、メインネット上で定期支払いや委任決済を可能にする新たなプログラムを導入した。
オンチェーンでの自動決済が容易に
今回導入されたのは、「サブスクリプション&アローワンス」と呼ばれるプログラムだ。
ユーザーは、特定の相手やサービスに対して、あらかじめ決めた上限額までのトークン送金を事前に承認できる。
毎回手動で署名する手間を省きながら、安全に自動決済を行うことが可能だ。
このプログラムはオープンソースとして公開されており、専門機関による監査も完了している。
開発者は独自の決済システムを構築することなく、ソラナ(SOL)上でサブスクリプション機能を組み込める。
複雑な統合プロセスやセキュリティリスクを大幅に軽減できるのが、大きな特徴だ。
また、標準トークン規格であるSPL Tokenに加え、Token-2022の秘匿送金機能(Confidential Transfers)にも対応している。
主要な仮想通貨ウォレットや、複数の署名を必要とするマルチシグツールとの統合テストもすでに完了している。
ソラナのネットワーク上で、より高度な金融サービスを展開するための重要な基盤と言えそうだ。
支払いパターンとAIへの応用
新プログラムは、主に3つの支払いパターンを提供する。
設定した上限額まで一度だけ支出を許可する「上限付きの支出許可」や、2週間ごとに一定額を引き出せる「定期的な委任」がある。
さらに、企業が提供する月額サービスなどに適したサブスクリプションプランも用意された。
これらの機能は、給与の自動支払いやコンテンツの月額課金など、従来の金融システムに依存していた決済を、オンチェーンで実現する。
さらに、自律的に動作するAIエージェントの決済手段としても大きな注目を集めている。
AIが外部サービスを利用する際の支払いなどを、設定した予算内で自動的に処理できる。近年進化を続ける人工知能(AI)との親和性も高いと評価されている。
ソラナは、高速な処理能力と低い取引コストを強みとしていため、頻繁に発生する少額の自動決済も実用的な範囲でスムーズに処理できる。
過去に提供された決済共有ツールなどと組み合わせることで、ウェブ上での日常的な支払いがさらに便利になることが期待されている。
将来的には、価格変動の少ないステーブルコインを用いた決済の普及も後押しするだろう。
