ビットコイン(BTC)は17日、10万ドルを超える高値圏での推移を続けている。
ビットコインの現物ETFなどを通じた継続的な資金流入を背景に、多くの専門家は市場の底堅さを指摘しており、さらなる価格上昇への期待が寄せられている。
このビットコインの力強い値動きと暗号資産(仮想通貨)市場全体の期待感は、独自の技術やユースケースを持つアルトコインへの購入意欲も刺激している。
本記事では、現在の市場環境において注目のアルトコイン4銘柄を、最新のデータと共に紹介する。
躍進するアルトコイン|ハイパーリキッドの躍進
パーペチュアル取引に特化したDEXとして、市場での存在感を急速に高めているのがハイパーリキッド(HYPE)だ。
独自の高性能ブロックチェーンのハイパーリキッドL1上で稼働し、オーダーブック方式を採用することで、CEXに匹敵する高速かつ低コストの取引体験を提供する。
現在、時価総額ランキングでトップ12に位置し、24時間取引高は約3.9億ドルに達するなど活発な取引が行われている。
16日には史上最高値となる約45ドルを記録するなど、その価格パフォーマンスは市場の高い評価を反映しており、DeFiデリバティブ分野の主要プレイヤーとして今後も成長が期待されているアルトコインだ。
DeFiを牽引するアルトコイン|ユニスワップ
DeFiエコシステムの中核を担う代表的なDEXがユニスワップ(UNI)だ。
自動マーケットメーカーのパイオニアとして、依然としてDeFi分野で圧倒的な流動性と取引量を誇る。
現在、プロトコルにロックされているTVLは約50億ドルを超え、時価総額は約46億ドルでランキング35位につけている。
また、ユニスワップで発生した取引手数料の一部を、その独自トークンであるUNIの保有者に還元しようという仕組みが提案されている。
この手数料スイッチと呼ばれる仕組みが実現すれば、UNIを保有する価値が直接的に高まるため、コミュニティでの議論の行方が注目されている。
これが実現すればトークンの価値向上に直結するとして資本家の関心が集まっている。
DeFi市場の成熟と共に、その基盤としてユニスワップの重要性はアルトコイン市場において増している。
市場を支える基軸アルトコイン|イーサリアム
イーサリアム(ETH)は、米国で現物ETFの取引が開始されたことにより、伝統的な金融市場からの大規模な資金流入が続いている銘柄だ。
先行したビットコインETFと同様、各資産運用会社が提供するイーサリアムETFも市場に受け入れられ、資本家のアクセスが飛躍的に向上した。
現在、価格は約2600ドル、時価総額は約3100億ドルと、ビットコインに次ぐ第2位の地位を不動のものとしている。
イーサリアムは、スマートコントラクトプラットフォームとして圧倒的な地位を確立しており、さらに現物ETFを通じて伝統金融市場との連携も強化されている。
これらの強みは、短期的な価格変動を超えてエコシステム全体に好影響を与え、中長期的な価値向上に繋がると期待されている。
ソラナ初レイヤー2アルトコイン|Solaxy
ソラナ(SOL)初のレイヤー2ブロックチェーンとして登場し、関心を集めているのがSolaxy(SOLX)だ。
このプロジェクトは、ミーム銘柄と実用性の融合を掲げ、単なる話題性だけでなく、具体的な価値提供を目指している。
Solaxyの最大の特徴は、ソラナの高速・低コストな処理能力を基盤としながら、独自の技術で無限のスケーラビリティを実現し、取引の遅延や手数料高騰といった課題を根本から解決しようとしている点だ。
ホワイトペーパーに明記されているとおり、決済システムやNFT、ゲームなど、大規模なトランザクションを必要とする分野での活用が期待されている。
その画期的なアプローチは市場から高く評価され、先行トークン販売の段階で既に5300万ドル以上を調達している。
今後の主要な仮想通貨取引所への上場も控えており、大きな成長を遂げる可能性を秘めた有望なアルトコインとして、資本家から強い期待が寄せられている。