ビットコイン(BTC)は20日、10.5万ドル(約1522万円)台を推移しており、上昇基調を見せている。
活況を呈している暗号資産(仮想通貨)市場では、イーサリアム(ETH)、ソレイヤー(LAYER)、BTC Bull Token(BTCBULL)の3銘柄に、仮想通貨投資先として注目が集まっている。
以下、個別に3銘柄について解説する。
イーサリアムが主導する相場上昇
ビットコインに次ぐ時価総額を誇るイーサリアムは、スマートコントラクト(契約自動承認)機能を備えた分散型プラットフォームだ。
これにより、分散型金融(DeFi)、非代替性トークン(NFT)、分散型自律組織(DAO)など、分散型アプリケーション(dApps)の構築基盤として、ブロックチェーン技術の可能性を大きく広げてきた。
コンセンサスアルゴリズムには、環境負荷が低く、スケーラビリティ(拡張性)向上に貢献するプルーフ・オブ・ステーク(PoS)を採用している。
先日は、次期大型アップグレード「ペクトラ」への期待感が市場で好感され、価格上昇の一因となった。
このアップグレードでは、ユーザー体験を向上させるアカウント抽象化の本格導入や、バリデーター(取引検証者)の効率向上、データ処理能力の強化が計画されている。
また、ネットワーク全体のパフォーマンス向上とガス代(取引手数料)の安定化も見込まれている。
イーサリアムの強気な市場動向は、関連性の高いミームコインのぺぺコイン(PEPE)や柴犬コイン(SHIB)、ユニスワップ(UNI)などのトークン価格にも好影響を与える可能性がある。
仮想通貨投資を考える上で、イーサリアムはおすすめの銘柄だ。
ソレイヤーの下落とトークンアンロックリスク
ソレイヤーは、高速処理能力で知られるソラナ(SOL)ブロックチェーンを基盤とした、比較的新しいステーキング関連プロトコルだ。
ソラナエコシステム内での流動性ステーキングや再ステーキングといった機能を提供し、ユーザーがソラナトークンを預け入れることで報酬を得られる仕組みの構築を目指している。
エコシステムの成長とともに、その将来性が期待される一方で、直近では市場全体の強気傾向に反して価格が急落した。
この価格変動の背景には、内部関係者によるとされる売り圧力や、それに伴う市場の需給バランスの悪化が指摘されている。
特に、13日には約3200万ドル相当のトークンがアンロックされ、売り圧力増加への懸念から需給緩和ムードが強まった。
総供給量10億トークンに対し、市場に流通しているのはまだ一部であり、今後も段階的なアンロックが予定されている。
このような大規模なトークン放出は、短期的に価格を下押しする要因となり得る。
仮想通貨投資を検討している場合は、プロジェクトの進捗とともに、トークノミクスやアンロックのスケジュールにも引き続き注意深く目を向ける必要がある。
仮想通貨 投資先として注目集まるBTC Bull Token
仮想通貨市場では、ビットコインの値動きと連動した新たなミーム銘柄、BTC Bull Tokenにも関心が集まっている。
BTC Bull Tokenはイーサリアムのブロックチェーン上で発行されており、コミュニティ主導の点が特徴だ。
特筆すべきは、ビットコインの価格上昇にあわせて、保有者にビットコインのエアドロップ報酬が配布される初の仕組みを導入している点である。
現在、BTCBULLは先行セール中で、1トークンあたり0.00252ドルで販売されている。
さらに、Best walletプラットフォームと連携し、トークンの保管やステーキング、ビットコインのエアドロップ受け取りが容易となっている。
ビットコインが12.5万ドルを突破した際にはトークンのバーン(焼却)が自動的に行われ、希少性向上による価格上昇も期待できる。
先行セールでは68%の年利でステーキングできるチャンスも用意されており、これまでに601.5万ドル以上が調達されている。
BTC Bull Tokenは、ミーム銘柄とビットコインへの連動性という独自のポジションを確立しており、今後ビットコイン相場の大幅上昇時に、投資家へ直接リワードを配布するしくみが他にはない魅力となっている。
今後もプロジェクトの進展やパートナーシップ拡大次第で、仮想通貨投資の対象としてさらなる成長が期待できそうだ。BTCBULLの今後の展開に注目したい。