トランプ大統領のミームコイン、公式認証を受け12％上昇

ドナルド・トランプ大統領は23日、自身のSNS「Truth Social（トゥルース・ソーシャル）」で、Official Trump（TRUMP）を公式認証した。

その後、TRUMPトークンは、デイリーチャートで12％上昇した。

大統領就任前日に690億ドルの時価総額を記録したTRUMPトークンは、政治的反発を受け急落していた。しかし、大統領自らの認証投稿が市場に好影響を与え、価格は反発している。

大統領公認でミームコイン市場が活性化

トランプ大統領は独特の誇張表現を用い、Truth Socialに「TRUMPは最高のトークンだ」と感嘆符を複数加えた投稿を行った。

その結果、TRUMPトークンは一時CoinGecko（コインゲッコー）の「値上がりランキング」で首位にランクインした。

現在、同トークンは11.86ドルで取引されている。この上昇傾向が続く場合、投資家はトランプトークンの復活を、トランプ政権の暗号資産（仮想通貨）に対する友好的な政策が効果を発揮し始めた兆候と判断する可能性がある。

しかし、TRUMPトークンは過去最高値の75ドルから84％下落しており、4月18日に予定されるトークンのアンロック（ロック解除：一時的に取引制限が解除されること）が売り圧力となる懸念もある。

それにもかかわらず、大統領の一投稿で相場が大きく動いた。 NPCは26％、GMEは21.5％、KEKIUSは18％上昇し、広範なミームコイン市場が活性化した。

この流れから、規制当局が投資家や仮想通貨企業を優遇する新たな規制を導入する場合、その影響は甚大になると予想される。

トランプ大統領の次の一手で話題が拡大する可能性を背景に、3つのミームコインが注目されている。

ソラナ（SOL）は主要なミームコインのプラットフォームである。トランプトークンが同ネットワークで最も注目され、ピーク時の24時間取引量が219億ドルを超えた結果、混雑や取引失敗が発生した。

Solaxyはソラナ初のレイヤー２ネットワーク（既存ブロックチェーンの性能を補完する第２層技術）として、メインネットの処理能力と信頼性の向上を図る。

BTC Bull Tokenは、ビットコイン（BTC）が15万ドル、20万ドル、25万ドルの各目標価格に到達した際、BTCとBTCBULLのエアドロップ（新規採用者への無料配布）を直接ウォレットへ配布する仕組みを採用する。

プレセールは開始後数日間で200万ドルを調達し、大きな成功を収めた。

SPX6900は、高騰後の急落を回避した希少なミームコインである。

12月に0.31ドルまで下落した後、上昇トレンドに転じ、週間で57％上昇して現在は0.62ドルで取引されている。

チャートが有望で、SPXが0.65ドルの短期抵抗線を突破すれば、0.91ドルに達する可能性がある。