テレグラムCEO帰国でTON価格急騰、新興アルトコインが活況

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テレグラムのロゴとTON仮想通貨コインが上昇する様子とドバイのスカイライン

メッセージングプラットフォーム大手テレグラムのパベル・ドゥロフ共同創業者は15日、テレグラムにおける違法活動の調査に関連してフランスで数ヶ月を過ごした後、ドバイに帰国した。

フランス当局は、2024年8月24日からドゥロフ氏を司法監視下に置いていた。この措置により、週2回の警察への報告、500万ユーロ(約7億5000万円)の保釈金の支払い、そして無期限にフランス国内に留まることが義務付けられていた。

アラブ首長国連邦(UAE)市民であるドゥロフ氏は、「プロセスはまだ進行中だが、家に帰ることができて嬉しい」と述べた。また、弁護士やチーム、そして釈放を可能にした捜査判事にも感謝の意を表明した。

この知らせを受け、TONの価格は20%以上急騰。市場の盛り上がりと投資家の関心の高まりにより、他のアルトコインにも良い影響が及ぶと予想されている。

TONコインに好材料

テレグラムチェーンとして知られる「The Open Network」のネイティブコインであるTONは、ドゥロフ氏の釈放を受けて3月15日に3ドルの水準を超えた。これは2022年初め以来見られなかった水準だ。

TON財団はドゥロフ氏の釈放に関する声明を発表し、この知らせを喜ばしく思うと述べた。

「分散型TONコミュニティの一員として、私たちはパベル氏と連帯し、オンラインでの言論の自由とプライバシーの権利を守るという彼の揺るぎない献身を支持してきました」と声明は付け加えた。

新しいアルトコインが活況

暗号資産(仮想通貨)市場はここ数週間で打撃を受けているが、TONの価値上昇は投資家の注目を集めており、他のトークンにも恩恵をもたらすことが期待される。

一例としてSolaxy(SOLX)は、TONと同じく非イーサリアム互換チェーン大手ソラナ(SOL)の潜在能力を最大限に引き出すことを目指す初のレイヤー2ブロックチェーンだ。

ネットワーク輻輳、トランザクション失敗、スケーラビリティの制限といったソラナの一般的な課題に対処する能力に焦点を当てている。

ネイティブトークンSOLXは、イーサリアム(ETH)とソラナという2つの最大かつ最もアクティブな仮想通貨エコシステムでのマルチチェーンサポートを特徴としており、SOLXの潜在的な買い手プールと有用性が指数関数的に増加することが期待される。

また、SOLXは上場に向けたプレセール(事前販売)も実施しており、執筆現在までに2600万ドル以上の資金調達に成功している。

TONの急騰やSOLXプレセールの成功は、仮想通貨市場が決して衰退していないということを示唆している。

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早藤 佑太

2020年より暗号資産(仮想通貨)投資を開始。2021年よりSNSやブログでもコンテンツ発信を開始。2025年よりICOBenchのライターとして参加。