World Liberty Financialは28日、USD1ステーブルコインポイントプログラムの参加者に対し、840万WLFIガバナンストークンを配布すると発表した。
このエコシステムへの早期参加に対する報酬として実施される。
USD1ポイントプログラムの仕組み
今回の配布は、提携取引所でUSD1ペアを取引したり、USD1残高を保有したりすることでポイントを獲得した利用者を対象とする。
Two months ago, World Liberty launched the USD1 Points Program to Select Exchanges.
The Loyalty platform put power in the hands of early users, who helped drive $500m of growth in the last two months through activities such as purchasing and using USD1 on partner exchanges.…
— WLFI (@worldlibertyfi) October 29, 2025
USD1ポイントプログラムは8月7日に発表され、航空会社のマイレージプログラムのようなインセンティブモデルを採用している。選定された仮想通貨取引所パートナーを通じて、ステーブルコイン利用者に報酬を提供する仕組みだ。
ワールド・リバティは公式発表で「ステーブルコインが取引やDeFiを支えているにもかかわらず、その活動に対する直接的な報酬がなかった」と指摘し、このプログラムが「成長の真の原動力である利用者」に初めて報酬を提供すると説明した。
提携取引所には、追加ポイントを提供する最初のパートナーとなったゲートや、LBankなどが含まれる。
WLFIガバナンストークンの特徴
WLFIはイーサリアム(ETH)ネットワーク上で動作するERC-20トークンで、総供給量は1000億トークンに設定されている。
当初は譲渡不可能だったが、7月17日のコミュニティ投票で取引可能となった。この投票は「大きな支持」を得て可決され、今回の配布を実現する条件が整った。
トークン配分は、35%が販売用、32.5%がコミュニティ成長とインセンティブ用、30%が初期支援者向け、2.5%がチーム顧問とメンバー向けとなっている。
840万WLFIの配布は、コミュニティ成長とインセンティブ枠から拠出される。ガバナンスシステムには独自の制限があり、単一のウォレットや関連グループの議決権は5%に制限される。
これは、プロジェクト内部者が70%のトークンを保有する中でも、ガバナンスの分散化を維持する仕組みだ。
USD1ステーブルコインの裏付け
USD1ステーブルコインは、ビットゴー・トラストを通じて米国短期国債、ドル預金、現金同等物によって裏付けられている。
アルゴリズム型ステーブルコインとは異なり、伝統的な金融商品で完全に担保されている点が特徴だ。各USD1トークンは完全に裏付けられていると同社は強調する。
ワールド・リバティは、DeFiと伝統的金融(TradFi)を融合させる「DeFi Meets TradFi」を掲げ、デラウェア州の非株式会社として運営されている。
海外法人ではなく、法令順守を重視した構造を採用する。同社は6月に約8万5000人のWLFIトークン保有者にUSD1ステーブルコインを配布しており、今回のポイントプログラムはその延長線上にある。
78億WLFIトークンが今後の新規イニシアチブ向けに割り当てられており、今回の配布は広範なトークンインセンティブ戦略のごく一部に過ぎない。
一部の仮想通貨プレセールで販売されたトークンの20%は、スマートコントラクト「ロックボックス」システムにより9月1日にロック解除されており、報酬配布に必要な流動性が確保されている。
