バンガード、ビットコイン財務企業ストラテジー株を初取得

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バンガードのインデックスファンドがMSTR株を組み入れる抽象的3Dアート

資産運用大手のバンガード・グループは19日、同社のバリュー・インデックス・ファンドを通じ、ビットコイン(BTC)財務企業として知られるストラテジー(MSTR)の株式を初めて取得したことが明らかになった。

報道によると、バンガードのバリュー・インデックス・ファンド(VVIAX)は、ストラテジー株を123万株取得し、取得額は約2億250万ドルに上るという。

これまで同ファンドが同社株を保有するのは初めてで、今回の投資は新たなポジション構築と位置づけられる。

ストラテジーは、企業の財務資産として大量のビットコインを保有することで知られ、保有量は68万7410BTCに達する。

保有ビットコインの価値は約665億ドルに上り、世界最大級のビットコイン保有企業の一つとされている。

インデックス連動の機械的買い色濃く

今回のバンガードによるストラテジー株の取得は、積極的な投資判断というよりも、インデックスへの組み入れ基準を満たしたことに伴う機械的な買いの可能性が高い。

ストラテジーが中型株のベンチマーク基準を満たしたことを受け、インデックス連動型ファンドが自動的に同社株を組み入れた形だ。

背景には、2026年初頭にMSCIがデジタル資産を保有する企業をベンチマークから除外する計画を撤回したことがある。

バンガードはこれまでビットコインへの直接的な関与に慎重な姿勢を示してきたが、インデックス追従のルールを厳格に守る必要から、同社株の組み入れが不可避となった。

ストラテジーはレバレッジを活用してビットコインを取得しており、リスクの高い企業とされる。

しかし、時価総額が基準を満たしたことで、パッシブ運用を行うファンドは同社株をポートフォリオに組み込む必要が生じた。

市場への影響と今後の見通し

バンガードは、バリュー・インデックス・ファンドに加え、米国中型株インデックス・ファンド(VMCIX)でもストラテジー株を291万株、約5億500万ドル相当取得している。

複数のファンドを通じたエクスポージャー拡大は、同社への投資姿勢を強める格好となった。

ストラテジーは仮想通貨関連株の代表格とされる。

市場関係者は、バンガードの運用資産総額12兆ドル規模から見れば今回の投資額は小さいとする一方で、機関投資家の参入が仮想通貨市場心理に与える影響は大きいと指摘している。

この報道を受け、ストラテジー株は時間外取引で約1.6%上昇し、173.71ドルを記録した

投資家の関心は、2026年2月5日に予定される第4四半期決算発表に向けられており、保有ビットコインの状況や今後の取得計画が焦点となる見込みだ。

一方、資産運用会社のヴァンエックも同社株への関与を強めており、普通株約28万4000株を保有している。

機関投資家の参入は、仮想通貨長期保有戦略を実施する個人投資家にとっても追い風となる可能性がある。

著者: 松田 明日香

暗号資産投資を2020年に始め、ビットコインやNFT、DeFiなど複数の分野で投資経験を有する。2025年1月にICOBenchに参加し、専門的な暗号資産ライティングを手掛けている。