米国初のBNB ETFが上場、ヴァンエックが経費率0.39%で提供

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ナスダックに上場する米国初の現物BNB ETFの象徴的なイメージ

米資産運用大手のヴァンエックは28日、米国初となるバイナンスコイン(BNB)の現物ETFをナスダックに上場した。

米国初の現物BNB ETFが誕生

ヴァンエックが提供を開始した「VanEck BNB ETF(VBNB)」は、BNBの現物価格に連動する商品だ。デリバティブやレバレッジを使用せず、伝統的な証券口座を通じてBNBへのエクスポージャーを米国の投資家に提供する。

裏付けとなるBNBは、コールドストレージで安全に保管されている。

カストディアン(保管業務)には、アンカレッジ・デジタル・バンクが起用された。評価基準にはマーケットベクターのBNBベンチマークレートが使用される。

経費率は0.39%に設定されており、一般的な株式と同様に市場で取引が可能だ。

ローンチ時点では、保有するBNBのステーキングは行われない。しかし、目論見書によると、法務および運用上の条件が整えば、将来的にステーキングを導入する可能性も残されている。

なお、5月7日にはインデックス価格643.14ドルでシード資金が提供され、上場に向けた準備が進められていた。

市場の空白を埋める新たな選択肢

ヴァンエックは今回のETF上場について、米国市場におけるギャップを埋める重要な一歩だと位置づけている。

BNBは主要な仮想通貨の一つでありながら、これまで米国の現物ETFとして提供されていなかった。

BNBチェーンの高い日次取引量やアクティブユーザーの多さが、投資家の強い需要を裏付けている。

一方で、規制や構造的な課題も製品開発において重要な要素となった。米証券取引委員会(SEC)への提出書類では、BNBの高いボラティリティや流動性に関するリスクが強調されている。

また、バイナンスに関連するエコシステムのリスクが、商品のパフォーマンスに影響を与える可能性も指摘されている。

VBNBは、ヴァンエックが展開するデジタル資産ラインナップの新たな柱となる。同社はすでにビットコイン(BTC)のETFなど、他の仮想通貨関連商品も幅広く提供している。

また、イーサリアム(ETH)の現物ETFも市場で注目を集めている。

今回のBNB現物ETFの上場により、米国の投資家にとって仮想通貨市場へのアクセス手段がさらに多様化することになる。

著者: 早藤 佑太

2020年より暗号資産(仮想通貨)投資を開始。2021年よりSNSやブログでもコンテンツ発信を開始。2025年よりICOBenchのライターとして参加。