資産運用会社VanEck(ヴァンエック)はこのほど、米国でハイパーリキッド(HYPE)の現物ステーキング型ETFの申請を計画していることが明らかになった。
米国初のハイパーリキッドETF誕生への期待
Blockworksの報道によれば、ヴァンエックは米国でハイパーリキッド現物ステーキングETF申請を計画すると同時に、欧州市場においてもハイパーリキッドに連動する上場取引型金融商品(ETP)の導入を検討している。
ハイパーリキッドは分散型先物取引所の基盤として機能しており、ネットワーク収益は4週連続で全ブロックチェーン中トップを記録するなど、急速な成長を遂げている。
今回のETF申請が承認されれば、ヴァンエックが手掛ける最新の暗号資産(仮想通貨)関連トークンとなり、米国の機関投資家にとって新たな投資手段を提供する可能性がある。
なお、ハイパーリキッドは現時点で米国の主要仮想通貨取引所には上場していない。
競争激化とヴァンエックの戦略的判断
今回の動きの背景には、ハイパーリキッドプラットフォーム上で展開されるステーブルコイン「USDH」を巡る激しい競争がある。
ヴァンエックは2025年に向けてハイパーリキッドに注目しており、2024年12月のレポートでは同トークンの価格パフォーマンスを高く評価していた。
さらに、ETFの純利益の一部をHYPEトークンの買い戻しに充てる方針を検討している。これは、ハイパーリキッド自身が収益の大部分を買い戻しに回すモデルを参考にしたものだ。
現在、ハイパーリキッドは54ドルの価格帯で推移しており、過去1週間で17.7%上昇。時価総額はおよそ150億ドルに迫っている。
ヴァンエックのアナリストは、こうした成長が同社の戦略的焦点と一致すると指摘。ただし、新たな金融商品の立ち上げには各国規制当局の承認が不可欠だ。
米国ではすでにビットコイン現物ETFが承認されており、他のデジタル資産ETFへの期待も高まっている。
