資産運用大手のヴァンエックとグレースケールは15日、BNB現物ETFに関する登録書類の修正案を米証券取引委員会(SEC)に提出した。
BNB現物ETFの審査が進む
ヴァンエックは5回目、グレースケールは2回目となるS-1登録書類の修正案をそれぞれ提出した。両社が同日に修正案を提出したのは今回が初めてとなる。
今回の修正案は、カストディ(資産管理)や市場操縦リスクに関するSECからのフィードバックに対応したものとみられる。
ブルームバーグのジェームズ・セイファートETFアナリストは、この動きがSECとの活発な対話の表れであると指摘した。
SECはこれまで、仮想通貨のビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)の現物ETFを承認してきた。
市場関係者は、バイナンスコイン(BNB)がそれに続く候補になると期待を寄せている。
ヴァンエックのETFはナスダックへの上場を目指しており、ティッカーシンボルは「VBNB」となる予定だ。
一方のグレースケールも同じくナスダックでの上場を計画し、ティッカーシンボルは「GBNB」としている。
両社とも現物のバイナンスコインを適格カストディアンのもとで保管し、価格に直接連動する仕組みを採用している。
規制上の課題と今後の展望
ETF承認に向けた手続きが進む一方で、バイナンスコインには独自の規制上のハードルが存在する。
SECは過去にバイナンスに対する執行措置を行っており、バイナンスコインが未登録証券に該当するかどうかの問題も未解決のままだ。
専門家は、SECが投資家保護の観点からさらなる変更を求める可能性もあると分析している。
S-1登録書類の審査には明確な期限が設けられていない。そのため、修正案が提出されたからといって、すぐにETFが上場されるわけではない。
SECが情報開示や商品構造に関する懸念が完全に解消されたと判断するまで、慎重な審査プロセスは継続される見通しだ。
バイナンスコインの価格は現在、600ドル(約9万5,400円)台後半の高値圏で推移中。
市場参加者はETF関連のニュースを注視しており、承認への期待が高まればさらなる価格変動の要因になる可能性がある。
規制当局が仮想通貨の現物ETFに対してどのような判断を下すのか、今後の動向に大きな注目が集まっている。
この結果次第では、本格的なアルトコインシーズンが到来する可能性もある。
