REX-Ospreyは18日、米国初となるリップル(XRP)の現物上場投資信託(ETF)を上場した。
このETFは「XRPR」のティッカーシンボルで取引が開始される。同時に、ミームコインとして知られるドージコイン(DOGE)のETFも「DOJE」として上場される。
米証券取引委員会(SEC)は、義務付けられた75日間の審査期間中に異議を申し立てなかった。これにより、1940年投資会社法に基づき、ETFの上場が事実上承認された形となる。
米国初のXRP現物ETF、規制の壁を突破
REX-Ospreyが提供するこの商品は、従来の先物ベースの暗号資産(仮想通貨)ETFとは一線を画す。現物のXRPトークンを直接保有するため、投資家は資産の市場価値により正確に連動した形で参加できる。
この設計により、個人投資家と機関投資家の双方が、専門の仮想通貨取引所を介さずに従来の証券口座から規制下でXRPにアクセスすることが可能になる。
CoinDeskによると、この商品は「特典付きの現物ETF」として機能し、XRPトークンに加えて現金や米国債などの伝統的な資産も保有するという。
今回の承認は、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)以外の仮想通貨に対する機関投資家の受け入れが広がりつつあることを示す重要な規制上の節目となる。
業界アナリストは、伝統的な証券チャネルを通じたアクセスが簡素化されることで、これまで仮想通貨取引プラットフォームの利用をためらっていた投資家層を引きつけ、XRPへの新たな資金流入を促す可能性があると指摘している。
市場の反応と今後の展望
このETFへの期待感から、リップルの価格は高騰している。CoinGeckoのデータによると、価格は3ドル台を回復し、3.04ドル(約444円)で取引されている。
並行して、CMEグループは2025年10月13日にリップルとソラナ(SOL)の先物オプションを導入する計画を発表した。規制当局の審査を条件とするこの動きは、仮想通貨デリバティブ市場におけるヘッジ機会を拡大するものと期待される。
一方で、規制当局の監視は依然として続いている。SECはフランクリン・テンプルトンのETF審査期間を60日間延長し、判断期限を2025年11月14日に延期した。
また、取引所における記録的な保有量も懸念材料だ。バイナンスだけで36億を超えるXRPトークンが保管されており、大きな売り圧力につながる可能性が指摘されている。
Bloombergのアナリストであるエリック・バルチュナス氏は、18日の上場日を確認した上で、リップル社がSECとの法廷闘争を続けているにもかかわらず、今回の件はXRPが伝統金融に統合される上で極めて重要な瞬間だと述べた。
リップル社は同時に、非営利団体を通じて中小企業や退役軍人を支援するため、2,500万ドル(約36億5,000万円)相当のステーブルコイン「RLUSD」を寄付すると発表している。
