UBSなどスイス6行、スイスフラン連動ステーブルコイン実験へ

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私たちを信頼する理由
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スイスの銀行によるステーブルコイン実験を象徴するデジタルサンドボックスの画像

スイス最大の銀行であるUBSグループは7日、同国の銀行5行と共同でスイスフランに連動するステーブルコインの実証実験を開始した。

スイスフラン連動型ステーブルコインの実験

今回の取り組みには、UBSグループのほか、ポストファイナンスやシグナム、ライファイゼンなど計6行が参加している。

スイス・ステーブルコイン社が発行インフラを支援し、安全なデジタル環境であるサンドボックスを構築。これまでスイスには広く普及した規制準拠のステーブルコインが存在しておらず、その課題解決を目指す。

参加する各行は、実際の決済や送金といった具体的な利用場面を想定したテストを実施する。2026年を通じて、決済の迅速化や取引の透明性、プログラム可能な機能の利点を詳細に評価していく。

この実証実験は閉鎖的なものではなく、他の銀行や金融機関にも参加の門戸が開かれている。

サンドボックスは、リスクを適切に管理するために利用者や取引量に制限を設けた環境で運用される。実際の資金の流れやプログラム可能な決済機能をシミュレーションしながら、システムの安全性と実用性を確認する方針だ。

デジタル決済における競争力維持へ

スイスはこれまでも、暗号資産(仮想通貨)やデジタル通貨の分野で先進的な取り組みを続けてきた。代表的な暗号資産であるビットコイン(BTC)の関連事業も国内で活発に行われている。

過去には中央銀行デジタル通貨の実験や、銀行間での預金トークン決済のテストなどを実施している。

また、スマートコントラクトを活用するイーサリアム(ETH)の技術も研究対象となっている。

これらの豊富な経験が、今回のステーブルコイン開発の強固な基盤となっている。

世界的にステーブルコインの市場が拡大する中、米国での法整備や欧州でのユーロ連動型ステーブルコインの計画など、国家間の競争が激化している。

スイスの銀行も、デジタル決済分野での競争力を維持し、顧客に新たな価値を提供するためにブロックチェーン技術の導入を急いでいる状況だ。

今後の主な課題は、既存の銀行ライセンスの下でステーブルコインを発行するための規制当局からの承認を得ることだ。参加銀行の総資産は6兆1000億ドルに上り、十分な流動性が期待される。

実証実験が成功し商業化に至れば、スイスがブロックチェーン金融の分野で世界を牽引する存在になる可能性がある。

著者: 早藤 佑太

2020年より暗号資産(仮想通貨)投資を開始。2021年よりSNSやブログでもコンテンツ発信を開始。2025年よりICOBenchのライターとして参加。