ドナルド・トランプJr.氏と関連のあるメディア企業Thumzup Media Corporationは17日、公開市場で750万ドージコイン(DOGE)を取得した。
同社によると、この取得総額は約200万ドルに上る。トークンあたりの加重平均価格は0.2665ドルだった。今回の取得は、同社にとって初のドージコイン直接購入となる。
この動きは、同社が2025年1月に100万ドル相当のビットコイン(BTC)を購入して以来の暗号資産(仮想通貨)戦略の一環である。取締役会は同年7月、最大2億5,000万ドルの仮想通貨を保有することを承認し、戦略の拡大を決定していた。
事業転換とドージコイン採掘への注力
今回のドージコイン取得は、Thumzup Mediaが現在進めている採掘事業会社DogeHash Technologiesの買収と時期を同じくする。公式発表によると、DogeHashは3,500台のScrypt ASICマイナーを保有している。
最終契約に基づき、DogeHashの株主はThumzupの株式3,070万株を受け取る。この取引は、発表時のThumzupの株価に基づくと1億5,380万ドルと評価される。
買収完了後、統合会社は「Dogehash Technologies Holdings」に社名を変更し、株主の承認を経てティッカーシンボル「XDOG」で取引される計画だ。この戦略転換は、デジタルマーケティングから仮想通貨採掘へと事業の軸足を移すことを明確に示している。
同社は採掘事業から大きな収益を見込んでおり、現在のドージコイン価格で年間2,270万ドルの収益を予測している。もしドージコインが1ドルに達した場合、年間収益は1億300万ドルに達する可能性がある。
戦略的背景と市場の反応
Thumzup Mediaは、ドージコインエコシステムの著名人を仮想通貨諮問委員会に任命するなど、コミュニティとの連携を深める姿勢を見せている。DogeOSのジョーダン・ジェファーソンCEOや、同社エコシステム責任者のアレックス・ホフマン氏らが加わった。
また、ドナルド・トランプJr.氏が投資顧問を通じて35万株を保有していることも、特定の市場セグメントにおいて同社の知名度を高める要因となっている可能性がある。
この発表を受け、ドージコインの価格は4.578%上昇した。一方で、Thumzup Mediaの株価は一時7.7%下落した後、4.5%反発するなど不安定な動きを見せたが、年初来では62%の上昇を記録している。
同社は2025年8月に実施した5,000万ドルの普通株式公募で得た資金を、採掘インフラの拡大と仮想通貨の取得に充てる方針だ。将来的にはライトコイン、ソラナ、イーサリアムの採掘にも事業を多角化する計画で、より広範な仮想通貨戦略を描いている。
