ストラテジーは14日、暗号資産(仮想通貨)のビットコイン(BTC)を追加取得したと発表した。
ビットコインの蓄積戦略
同社は6月8日から14日にかけて、1,587 BTCを約1億ドル(約160億円)で新たに取得した。
1BTCあたりの平均取得価格は6万3,024ドル(約1,008万3,840円)だった。今回の追加取得を経て、同社の総保有量は84万6,842 BTCに達している。
Strategy has acquired 1,587 BTC for $100 million to increase our $BTC Reserve to ₿846,842. We have also increased our USD Reserve by $100 million to $1.1 billion. $MSTR $STRC https://t.co/27PYXJN7GD
— Michael Saylor (@saylor) June 15, 2026
これまでの総取得額は640億7,000万ドル(約10兆2,512億円)に上る。全体の平均取得価格は、7万5,656ドル(約1,210万4,960円)となっている。
同社は世界初かつ最大のビットコイン財務会社を自称しており、仮想通貨を主要な準備資産として位置づけている。
長期的な財務戦略の一環として、ビットコインをデジタル資本とみなし、戦略的に蓄積を継続中だ。
株式や債券の発行を通じた資金調達のほか、事業から得られるキャッシュフローも活用している。
多様な資金調達手段を持つことで、市場の状況に応じた柔軟な資産形成を可能にしている。
投資家に対しては、株式や債券などの証券を通じて、仮想通貨市場への多様な経済的関与の機会を提供することを目指している。
ソフトウェア事業と財務のバランス
同社はAIを活用した企業向け分析ソフトウェアの提供を中核事業としている。このソフトウェアには高度な人工知能(AI)が組み込まれている。
成長志向のソフトウェア事業と、積極的な仮想通貨の保有戦略を両立させる方針を掲げている。
事業運営と資産管理のバランスを取ることが、長期的な企業価値の向上につながるとの考えだ。
テクノロジー市場とデジタル資産市場の双方の動向を注視しながら、資産取得の時期や規模を決定している。
今回の仮想通貨取得と並行して、米ドルの準備金も1億ドル(約160億円)追加した。また、価格の安定したステーブルコインの活用も視野に入れている。
その結果、法定通貨の保有総額は11億ドル(約1,760億円)に拡大している。十分な現金を手元に残すことで、価格変動リスクに備えるとともに、日常的な事業運営や債務の支払いを円滑に進める狙いがある。
将来的な市場の機会に迅速に対応するための流動性も確保している。
同社は仮想通貨を単なる価値の保存手段としてだけでなく、将来の製品やサービスに統合できる戦略的資産と捉えている。
ビットコインを活用した新たな技術革新の探求も進めている。経営陣と独立した取締役会による監督の下、大規模かつ継続的な資産取得が慎重に評価されている。
