ビットコイン現物ETFから12億ドル流出|アルトETFに移動か

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ビットコインとイーサリアムETFから巨額資金が流出する様子

米国の現物ビットコインETF市場は22日、約12億5,700万ドル(約1,998億6,300万円)の大規模な資金流出を記録した。

ビットコインとイーサリアムから資金流出

5月18日から22日の週にかけて、現物ビットコイン(BTC)ETFから巨額の資金が抜け落ちた。

流出額は約12億5,700万ドル(約1,998億6,300万円)に上る。ETF上場以来、最大規模の週間流出の一つとなった。

同時期に現物イーサリアム(ETH)ETFも継続的な売り圧力に直面し、約2億1,600万ドル(約343億4,400万円)の純流出を記録している。

暗号資産(仮想通貨)の主要銘柄全体で、資金を引き揚げる動きが広がった。

イーサリアムETFの流出はビットコインETFよりも長く続いており、約10日間の連続流出となっている。

機関投資家のイーサリアムに対する需要は、ビットコインに比べて弱く不安定な状態が続いている。

4月には20億ドル(約3,180億円)を超える資金流入があったものの、5月半ばから市場全体でリスクを避ける姿勢が強まった。

価格の伸び悩みや日中の価格変動の激しさを受け、機関投資家が利益確定に動いたとみられる。

年初からの累計流入額は依然としてプラスを維持しているものの、流出傾向が続けば年間でマイナスに転じる可能性もある。

アルトコインETFへの資金移動

主要銘柄から資金が流出する一方で、一部のアルトコイン関連商品には新たな資金が流入している。

現物ソラナ(SOL)ETFには約1,563万ドル(約24億8,500万円)の純流入があった。

また、現物XRP ETFは約2,204万ドル(約35億400万円)の資金を集め、現物HYPE ETFにも約7,200万ドル(約114億4,800万円)が流入した。

市場参加者がビットコインやイーサリアムから、より高い収益を期待できる銘柄へ資金を移している。

ETFの発行体は、解約に応じるために裏付けとなるビットコインやイーサリアムを売却している状況だ。

同時に、新規発行のためにソラナやXRPなどを買い入れている。こうしたETFの資金動向は、規制された市場における実際の需要を反映する重要な指標として注目されている。

マクロ経済の動向や金利見通しの変化も、こうした資金移動の背景にある。

債券利回りの上昇などにより、投資家は変動の大きい主要銘柄の保有を減らしている。一方で、アルトコインを短期的な取引機会として活用する動きが続いている。

仮想通貨市場から資金が完全に流出しているわけではなく、銘柄間で資金が循環している状況だ。

著者: 滑川 翼

日本版ICOBenchライター。2021年から仮想通貨に興味を持ち、ビットコインやイーサリアムの投資を開始。複数の仮想通貨メディアで執筆を経験し、現在も継続中。仮想通貨やミームコインなど、WEB3領域を得意とする。