米ナスダック上場のシャトル・ファーマシューティカル・ホールディングスは4月30日、暗号資産(仮想通貨)マイニング企業のユナイテッド・ドージコインを買収する合併契約を締結した。
同社は、製薬およびAI創薬を手がける企業だ。今回の合併により、ユナイテッド・ドージコインは同社の完全子会社となる。
既存の製薬事業と並行して、仮想通貨のマイニング事業を展開していく方針だ。
世界最大のドージコインマイニング企業へ
今回の合併の条件として、シャトルはユナイテッド・ドージコインの株主にシリーズB-1転換可能優先株を8,000株発行する。
株主の承認を得た後、これらの優先株は約3,230万株の普通株に転換される予定だ。
転換価格は1株あたり1.24ドルに設定されている。新体制となる同社は、世界のハッシュレートに占める割合において、世界最大の上場ドージコイン(DOGE)マイニング企業になる見込みだ。
最大3,000台の次世代マイニング機器を導入し、買収完了から60日以内の本格稼働を目指している。現在のドージコインのグローバルマイニング能力の約1.5%を占める計算となる。
資金調達と市場の反応
この合併を支援するため、同社は1,100万ドルのPIPE(上場企業による私募増資)による資金調達を同時に実施する。この資金調達は5月4日に完了する見通しだ。
投資家は転換可能優先株と、事業の進捗に連動した事前資金提供型ワラントを受け取る。
条件を満たした場合、1株あたり1.03ドルで約970万株に転換される可能性がある。この異例の事業展開に対し、市場は強い関心を示した。
発表直後、シャトルの株価は27%以上急騰し、1.12ドル前後で取引された。
ミームコインのドージコインの価格も発表期間中に上昇傾向を見せ、0.11ドルの節目に迫る動きを見せた。製薬企業が仮想通貨マイニング事業に参入するという独自の戦略は、機関投資家の関心の高まりを反映している。
