予測市場プラットフォームのKalshiは6日、10億ドルの資金調達ラウンドを完了したと明かした。
今回のシリーズF資金調達ラウンドは、Coatue Management(コーツー・マネジメント)が主導した。セコイア・キャピタルなどの大手企業も参加している。
資金調達後の企業評価額は、220億ドルに達した。
機関投資家の需要急増と評価額の拡大
今回の資金調達は、同社にとって過去7ヶ月間で3回目の大規模な資金調達となる。以前の評価額は約50億ドルであり、2025年12月時点では110億ドルだった。
ラウンドを重ねるごとに評価額がほぼ倍増しており、市場からの高い期待がうかがえる。
短期間で評価額が急拡大する背景には、機関投資家からの需要急増がある。過去6ヶ月間で、機関投資家による取引高は800%増加した。
年換算の取引高は520億ドルから1,780億ドルへと3倍以上に拡大し、収益も増加している。
予測市場の成長と今後の展開
Kalshiは米国で規制された暗号資産(仮想通貨)プラットフォームとして、スポーツや政治などの結果を予測するイベント契約を提供している。現在、米国内の予測市場における活動の90%以上を占めている。
月間アクティブユーザー数は約200万人に上り、世界的な取引規模を誇る。
予測市場は一般消費者だけでなく、現実世界のリスクヘッジ手段として注目を集めている。ヘッジファンドや資産運用会社などが、将来のイベントに関する市場ベースのシグナルを得るために活用し始めている。
2024年の米大統領選挙以降、機関投資家による採用へのシフトが成長を後押ししている。
同社は今回調達した資金を、機関投資家向け商品の拡充に充てる計画だ。ブロック取引やリスク管理ツールなどを進め、さらなる資本の流入を目指す。
Kalshiのタレク・マンスールCEOは、予測市場には数兆ドル規模の潜在的な機会があると強調している。
決済手段としてステーブルコインを導入するプラットフォームが増加する中、同社の今後の戦略にも注目が集まる。
