予測市場Kalshi、評価額3兆円規模の資金調達と規制の壁に直面

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予測市場Kalshiの急成長と立ちはだかる規制の壁を象徴するCG

予測市場プラットフォームのKalshiは3月、新たな資金調達に向けた協議を進める一方で、州当局の規制対応に直面した。

巨額の資金調達と急成長する予測市場

Kalshiは、米国商品先物取引委員会(CFTC)の承認を受けて運営される世界最大級の予測市場プラットフォームだ。政治やスポーツ、経済指標などの現実世界の出来事に対する予測を取引できる。

2025年12月には、評価額110億ドルで10億ドルの資金調達を完了した。

また、プラットフォーム上ではビットコインの価格動向に関する予測も人気を集めている。

さらに3月上旬には、評価額を約200億ドルに引き上げ、新たな資金調達を模索していると報じられた。大手金融機関を含む潜在的な出資者との初期段階の協議が行われている。

同社の業績は急拡大を続けている。年間収益のランレートは約15億ドルに達し、週間取引高は19億ドルを超えた。取引高の約90%をスポーツ関連の予測が占めている。

トランプ政権が予測市場業界への支持を表明したことも、市場の成長を後押ししている。

州当局との対立と管轄権を巡る課題

急激な成長の一方で、同社に対する規制圧力は強まっている。アリゾナ州は16日、違法賭博事業を運営したとして同社を刑事告発した。

政治的結果や大学スポーツに関する賭けを受け入れたことが、州の法律に違反すると主張している。

他の州でも法的な執行措置が強化されている。マサチューセッツ州やネバダ州、ミシガン州では、スポーツイベントの契約提供の停止を求める民事訴訟が進行中だ。

複数の州から排除措置命令も出されており、事業展開の大きな障壁となっている。

この対立の背景には、管轄権を巡る根本的な見解の相違がある。同社は自社がCFTCの管轄下にある金融デリバティブ取引所であり、州法が適用される賭博事業ではないと主張している。

CFTCのマイケル・セリグ委員長も、アリゾナ州の告発を不適切だと非難した。

競合プラットフォームであるPolymarketも、同様の規制課題に直面している。同社も最大90億ドルの評価額で資金調達を模索しているとされる。

連邦政府と州政府の規制の狭間で、予測市場業界全体が重要な岐路に立たされている。

予測市場で得た利益は、仮想通貨税金の計算と同様に適切な申告が求められる場合がある。

著者: 早藤 佑太

2020年より暗号資産(仮想通貨)投資を開始。2021年よりSNSやブログでもコンテンツ発信を開始。2025年よりICOBenchのライターとして参加。