ギャラクシー・デジタル、アバランチ活用の仮想通貨担保ローン提供へ

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Galaxy DigitalがAvalancheでCLO発行、トークン化ローンの未来的な金融イメージ

米金融サービス大手のギャラクシー・デジタルは15日、アバランチ(AVAX)ブロックチェーン上でトークン化されたローン担保証券(CLO)の発行手続きを完了したと発表した。

今回の取引規模は7500万ドルで、このうち5000万ドルは機関投資家向けプロトコルのGroveが拠出した。ギャラクシーにとってCLO発行は今回が初めてとなる。

債務のトークン化はINXが担当し、発行されたCLOは同社の取引プラットフォームに上場される予定だ。Grove Labsのサム・パデレフスキー共同創業者は、この取引について「オンチェーン信用の重要な前進」と評価している。

機関投資家向けの新たな信用モデル

ギャラクシー・デジタルが発行したCLOは、担保付翌日物金利に5.7%を上乗せした利率で毎月支払いが行われ、満期は2026年12月に設定された。

調達資金は暗号資産(仮想通貨)レンディング企業のアーチ・レンディングへの融資枠として活用される。

アーチ・レンディングは、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)を担保にした仮想通貨担保ローンを提供しており、今回の融資枠はローンの組成状況に応じて最大2億ドルまで拡大可能な設計となっている。

Grove Labsは、アバランチブロックチェーンを機関投資家向け信用取引の中核パートナーとして選定。

決済の予測可能性や手数料の低さが、プログラムによる資本運用に適していると判断したという。

事業の多角化と技術革新

今回の取り組みは、ギャラクシーが単なる仮想通貨投資会社から、ブロックチェーン技術を活用した総合金融サービス企業へと転換する戦略の一環だ。

同社は最近、テキサス州の施設をAIデータセンターに転換するために4億6000万ドルを投資するなど、事業の多角化を進めている。

技術面では、アンカレッジ・デジタル・バンクが受託者およびカストディアンを務め、ブロックチェーンインフラを通じて担保と決済をリアルタイムで追跡する仕組みを提供。

また、アカウンタブル社がローンのパフォーマンスや担保レベルを継続的に監視する。

ギャラクシー・アセット・マネジメントが商品の監督を行い、社内チームが構築を担当。

プライベートクレジットのオンチェーン化により、即時決済と流通市場の流動性向上を目指している。

この取り組みは、マイケル・ノボグラッツCEOの「伝統的金融とブロックチェーンインフラの融合」という方針に沿ったものだ。

成功すれば、コンプライアンスを維持しつつ金融システムの移行を示すモデルケースとなる可能性がある。

著者: 松田 明日香

暗号資産投資を2020年に始め、ビットコインやNFT、DeFiなど複数の分野で投資経験を有する。2025年1月にICOBenchに参加し、専門的な暗号資産ライティングを手掛けている。