暗号資産(仮想通貨)金融サービス企業のGalaxy Digitalは6日、個人投資家向けの総合ウェルスマネジメントプラットフォーム「GalaxyOne」を米国で発表した。
GalaxyOneは、利用者の資産形成を支援するために構築された。公式発表によると、同社が持つデジタル資産事業の全ての力をユーザーに提供するという。
機関投資家レベルのサービスを個人へ
GalaxyOneでは、米国の主要取引所に上場する株式やETFの取引が可能だ。同時に、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)、ソラナ(SOL)、そしてPaxos Goldといったデジタル資産も取り扱う。
このサービスは、同社が2024年に買収したFierceのモバイルプラットフォームを基盤としている。当初のモバイルアプリから、現在はAndroidやウェブアプリケーションにも拡大した。
同社は、既存の金融ツールが分断され、機能も不十分である点を課題として指摘する。多くの個人投資家は、ほとんど利息の付かない当座預金口座や、他の金融資産と連携しない取引プラットフォームしか利用できていない状況だった。
GalaxyOneは、こうした市場の隙間を埋めることを目的としている。Finance Magnatesなどの報道によると、同社はこの新サービスでRobinhoodなどの既存プラットフォームに対抗する構えだ。
高利回りと今後の機能拡張
GalaxyOneの大きな特徴は、高い利回りを提供する預金口座だ。米連邦預金保険公社(FDIC)の保険対象となる現金預金口座では、年利4.00%を提供する。
さらに、適格投資家向けには年利8.00%の「Galaxy Premium Yield」を用意した。同社はこれらの金利について、一時的なキャンペーン金利ではないと強調している。
この高利回りは、11億ドル(約1,650億円)を超える融資残高を持つ同社の機関投資家向けレンディングデスクによって実現されている。長年機関投資家向けに提供してきたサービスとインフラを、個人投資家にも開放する戦略だ。
今後の機能拡張として、法人口座やソラナなどのステーキングオプション、新たな証券・融資関連プロダクトの追加を計画している。
同社は「これはGalaxyOneの始まりに過ぎない」と述べ、今後も統合的な資産管理を目指して機能を拡充していく方針を示している。
