リップルが支援するデジタル資産管理企業のエバーノース・ホールディングスは3日、米証券取引委員会に修正申請書類を提出し、ナスダック上場に向けた手続きを進めた。
XRP版メタプラネットを目指す戦略
エバーノース・ホールディングスは、特別買収目的会社との合併を通じて米ナスダック市場への上場を目指している。ティッカーシンボルは「XRPN」を予定している。
同社は現在、4億7300万XRP以上を保有している。上場企業として最大のXRP保有者になることを目標に掲げている。
日本企業メタプラネットのビットコイン戦略をモデルにしており、暗号資産(仮想通貨)XRPに特化した資産管理を行う。
元リップル幹部のアシーシュ・ビルラ最高経営責任者(CEO)が事業を牽引する。
同社は仮想通貨の単なる保管にとどまらず、積極的な運用を行う。機関投資家向けの貸し出しや分散型金融での利回り獲得を計画している。
XRPレジャー上での流動性提供やバリデーター運営を通じて、保有資産の継続的な増加を図る方針だ。
上場投資信託とは異なり、ブロックチェーンのネットワークに直接参加する点で差別化を図っている。株式市場の参加者に対し、直接管理する手間を省きながらXRPへの間接的なエクスポージャーを提供する。
OpenAI幹部の取締役就任
今回提出された書類では、新たな独立取締役の就任が明らかになった。Open AI財団のロバート・カイデン最高財務責任者(CFO)が取締役会に加わる。
AI分野のガバナンスや財務監督の専門知識を経営に生かす狙いがある。
カイデン氏の参画により、仮想通貨と伝統的な金融、そしてAI分野の橋渡し役として期待が集まる。
また、リップルのスチュアート・アルデロティ最高法務責任者(CLO)も取締役に名を連ねている。
同社はこれまでに、SBIホールディングスやクラーケンなどの支援者から10億ドル以上を調達した。リップル自身も1億2679万XRPを直接提供し、エコシステムの拡大を後押ししている。
最近では、8440万XRPを2億1400万ドルの現金で追加取得したことも報告された。具体的な上場日は未定だが、2026年第2四半期の取引開始に向けて重要な節目を迎えた。
