Ethena Labs、ハイパーリキッドのUSDH発行入札から撤退

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コミュニティからの声を受けてステーブルコイン発行の入札から撤退するEthena Labsを象徴する画像

合成ドルプロトコルEthena Labsは11日、ハイパーリキッドのステーブルコインUSDH発行者の入札競争からの撤退を表明した。

撤退により競合のNative Marketsが優位に立ち、予測市場では同チームの落札確率が91%に急上昇している。

Ethenaは当初、USDHをブラックロックのBUILDファンド連動トークンUSDtbで完全担保し、収益の95%をハイパーリキッドコミュニティに還元する計画を提示していた。

コミュニティの反発が撤退の決定打

ヤング氏は撤退理由として、コミュニティから提起された3つの主要な懸念を挙げた。

Ethenaがハイパーリキッドのネイティブチームではないことやステーブルコイン以外の複数プロダクトを運営していること、単一取引所との提携を超えた広範な野心を持つことである。

これらの指摘について、ヤング氏は正当な懸念であり、コミュニティの声を受け入れると表明。

撤退によりバリデーターが他のチームを支援できるよう道を開くと述べた。

この決定により、Native Marketsが明確な最有力候補として浮上。

同チームは、StripeのBridgeインフラを活用してUSDHを発行し、収益の50%をHYPE買い戻しに、残り50%をエコシステム成長に充てる計画を掲げている。

市場反応と今後の展望

Ethenaの撤退発表後、同社のアルトコインであるエテナ(ENA)は約3%下落した。

一方、予測市場ポリマーケットではNative Marketsの勝算が91%に急上昇し、規制対応に強みを持つPaxosが7%で続く展開となった。

競争からは撤退するものの、Ethenaはハイパーリキッドエコシステムでの活動継続を表明。

合成ドルhUSDe、USDe貯蓄商品、カード決済サービスなどの開発を通じて、プラットフォームとの関係維持を図る方針だ。

USDH発行者を決定する最終ガバナンス投票は14日に実施予定。

ハイパーリキッドにとって日常的な変更を除く初の大型ガバナンス決定となり、コミュニティ主導型運営モデルの試金石となる。

現在プラットフォームには55億ドルのUSDC預金があり、落札者は数億ドル規模の年間収益を見込める巨大市場の管理権を獲得することになる。

著者: 渡貫 宗

2021年に仮想通貨投資を始める。以降、同分野での専門的な知識を深めながら自身のブログ・ライターとしても活動。仮想通貨に関する深い理解を活かして複数のメディアで多くの記事を執筆。初心者に寄り添った簡潔な解説を得意とする。