サイファーパンク、ZECを追加購入|全供給量の1.43%保有へ

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米ナスダック上場企業のサイファーパンク・テクノロジーズは18日、ジーキャッシュ(ZEC)を追加購入したと明かした。

同社は今回の購入により、ZECネットワークにおける主要な保有企業としての地位をさらに強固なものにしている。

発表によると、同社は1800万ドルを投じて、2万9869 ZECを追加取得した。1枚あたりの平均取得価格は602.63ドルとなっている。

今回の購入を含め、同社の総保有量は23万3644 ZECに達した。これまでの総投資額は6800万ドルで、全体の平均取得価格は291.04ドルとなった。

ストラテジー社に続く新たな戦略

市場関係者の間では、同社の動きはビットコインを大量保有するストラテジー社の戦略と類似していると指摘されている。

ただし、対象がプライバシー機能を重視したZECである点が大きく異なる。

ZECは取引のプライバシー保護に特化したアルトコインであり、ゼロ知識証明という技術を使用。

同社はこの技術の将来性に賭け、企業の財務資産として集中的に保有する戦略をとっているようだ。

同社は世界有数のビットコイン所有者であるウィンクルボス兄弟の支援も受けているとされ、プライバシーコインへの規制強化が懸念される中でも強気の姿勢を崩していない。

供給量の5%取得を目指す

今回のZEC取得により、同社はZECネットワーク全体の約1.43%を保有するに至った。市場関係者の分析によると、同社は最終的にZECの総供給量の5%取得を目標としているとみられる。

この規模の取得は、特定資産への集中投資としては異例であり、デジタル経済におけるプライベート金融取引の価値に対する強い信念を示すものだ。

同社は「ネットワークの大きな部分を保有したい」と公言しており、この発言は単なる戦略的意思表明にとどまらず、市場や開発者コミュニティに対しても明確なシグナルを送っている。

取得が進めば、ZECの流通量はさらにタイト化し、需給バランスの変化が価格形成に大きく影響する可能性がある。

こうした動きは、長期的な価値保存の観点からZECに注目する投資家の間で、希少性プレミアムを意識した戦略を促す契機となるだろう。

著者: 松田 明日香

暗号資産投資を2020年に始め、ビットコインやNFT、DeFiなど複数の分野で投資経験を有する。2025年1月にICOBenchに参加し、専門的な暗号資産ライティングを手掛けている。