クリプトパンクス、市場逆行高|イーサリアム価格回復が後押し

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クリプトパンクスのキャラクターとイーサリアムのロゴ、そして上昇するチャート

NFTコレクションのCryptoPunks(クリプトパンクス)は17日、市場の変動にもかかわらず価格が3.5%上昇し、底堅さを示した

クリプトパンクスは、イーサリアム(ETH)を基盤とするNFTコレクションで、2017年6月にLarva Labsによって発表された。アルゴリズムで生成された1万点のユニークなピクセルアートで構成される。

コレクションには男性6039点、女性3840点のほか、希少性の高いゾンビ88点、エイプ24点、エイリアン9点が含まれる。

現在の最低価格は約20万2799ドルで、時価総額は20億ドル(約2940億円)を超える。当初は1万点のうち9000点が無料で発行され、残りの1000点はLarva Labsが保有していた。

イーサリアム価格回復が追い風に

今回の価格上昇は、イーサリアムの価格回復が主な要因となっている。イーサリアムは最近4000ドルの大台を突破した。

多くのNFTはイーサリアムのネットワーク上で発行され、ETHで評価・取引されるため、その価格動向はNFT市場に直接的な影響を与える。そもそもNFTとは、ブロックチェーン上で所有権が証明される唯一無二のデジタル資産である。

NFT市場全体では時価総額が93億ドルから81億ドルへと12%減少するなど不安定な動きを見せている。しかし、クリプトパンクスは過去24時間で3.5%の価値上昇を記録し、市場での強さを示した。

BTCS Inc.がPudgy Penguinsを資産に加えるなど、優良なNFTコレクションに対する機関投資家の関心も高まっている。この動きはクリプトパンクスのようなプレミアムコレクションへの信頼感を後押ししている。

市場での地位と今後の展望

クリプトパンクスは2017年に無料で発行されたが、その価値は劇的に上昇した。過去最高値は2021年10月18日に記録した47万7924ドルである。

最近の取引も活発で、過去7日間で約4,200ETH、金額にして2000万ドル(約29億4000万円)相当の取引があった。この期間に90点のNFTが売却され、平均価格は1点あたり約21万7331ドル(約3195万円)に達した。

市場ではPudgy PenguinsがBored Ape Yacht Clubを抜き時価総額2位になるなど競争が激化している。それでもクリプトパンクスは首位の座を維持している。

所有者は3,853人と全体の38.55%にとどまり、幅広い層ではなく熱心なコレクターに支えられていることがわかる。短期的な変動はあるものの、過去1年で113.3%上昇するなど、長期的な価値の高さがうかがえる。

このため、クリプトパンクスのようなNFTの基盤となっている仮想通貨長期保有を検討するコレクターも少なくない。

著者: 斉藤 賢太郎

日本版ICOBench編集長。2010年代からビットコインに興味を持ち、仮想通貨への投資も2018年に始める。同時期、暗号資産ライターとしてのキャリアもスタート。仮想通貨を始めとしたフィンテック分野のコンテンツ制作・編集を得意とする。