暗号資産(仮想通貨)取引所大手のコインベースは12日、暗号資産(仮想通貨)担保ローンサービスの対象資産にソラナ(SOL)を追加した。
ソラナ担保で借り入れが可能に
コインベースは、Baseネットワーク上のMorphoプロトコルを利用したオンチェーン仮想通貨担保ローン商品を提供している。
今回、担保資産として新たにソラナが追加された。
Holding SOL?
SOL-backed loans are now available on Coinbase.
Instantly borrow up to $100K in USDC against your Solana without selling. pic.twitter.com/rfZBZ0KiH6
— Coinbase 🛡️ (@coinbase) May 12, 2026
対象となる米国のユーザー(ニューヨーク州を除く)は、保有するソラナを売却することなく、最大10万ドルのUSDCを借り入れることができる。
同サービスは2025年にビットコイン(BTC)のサポートから開始され、その後イーサリアム(ETH)などにも拡大してきた。
ビットコインを担保にする場合は最大100万ドル以上の借り入れが可能だ。現在ではリップル(XRP)やドージコイン(DOGE)、カルダノ(ADA)、ライトコイン(LTC)なども担保として利用できる。
コインベースの金融サービス責任者であるベン・シェン氏は、包括的なオンチェーン金融サービスの提供を目指す戦略の一環として、この取り組みを推進している。
保有する仮想通貨を売却せずに資金を調達できるため、市場への売り圧力を軽減する効果も期待されている。
融資総額は累計20億ドル突破
同サービスの融資総額は、累計で23億ドルを突破した。内訳を見ると、ビットコイン担保ローンが約21億7000万ドルと大部分を占めている。
次いでイーサリアム担保ローンが1億1000万ドル、リップルが3160万ドルとなっている。
利用者はコインベースの手数料を支払う必要がなく、Morphoプロトコルの変動金利のみが適用される。金利は5%からと競争力があり、借り入れは課税対象イベントとならないため税効率の面でも有利だ。
ただし、担保価値の下落による自動清算を避けるためには、LTV(Loan to Value)を86%未満に維持する必要がある。
ユーザーは即座にUSDCを受け取ることができ、決まったスケジュールなしで柔軟に返済を行える。受け取ったUSDCは4.1%の報酬を得る運用に回すか、ソラナを含む10のブロックチェーン上で利用することが可能だ。
サービスはコインベースのモバイルアプリから簡単にアクセスでき、ビットコイン担保の場合はオンチェーンでcbBTCに変換される仕組みとなっている。
