BNBチェーンは18日、Amazon Web Services(AWS)のサービス利用料をバイナンスコイン(BNB)で支払える決済機能を導入した。
この機能は、BNBチェーン上に構築された決済インフラBetter Payment Network(BPN)との統合により実現した。
企業や開発者は、AWSの利用料金を直接BNBで支払えるようになる。BPNは、デジタル資産と従来の金融ワークフローを接続することを目的に、YZi Labsが支援しているプロジェクトだ。
実用的な決済手段としての進化
今回の統合により、BNBは取引対象にとどまらず、企業の日常業務における実用的な決済資産としての役割を拡大する。
BNBチェーンのサラ・ソング事業開発責任者は、「AWSの顧客が高速かつ低コストな決済手段を活用できるようになる」と述べた。
また同氏は、今回の取り組みが暗号資産(仮想通貨)ネイティブ企業だけでなく、一般企業においてもBNBのユースケースを拡大すると強調した。
BPNのリカ・フー創設者も、同インフラがブロックチェーンの実用的価値を示すものだと説明した。
従来の企業間決済で課題とされてきた高額な手数料や処理速度の遅さといった問題の解決が期待されているという。
BPNのアーキテクチャは、機関投資家や小売業者に向けて、安全かつ拡張性のある取引処理を提供するよう設計されている。
グローバル展開と今後の展望
このBNB決済機能は、世界各国のAWSユーザーに向けて提供され、企業の請求システムやワークフローにもシームレスに統合される。
BNBチェーンは、今回の動きをWeb3の普及を後押しする重要なステップと位置づけている。
公式発表によれば、この決済インフラはとくに高頻度な国際間取引への対応を想定して設計されているという。
また、BPNは以前、シードラウンドで5000万ドルを調達したと報じられており、決済インフラの拡充に対する期待の高さがうかがえる。
クラウドサービス大手によるブロックチェーン技術の採用は、他のプラットフォームにも波及的な影響を与えている。
