米ETF専門企業ETFストアのネイト・ジェラチ社長は26日、ブラックロックの現物ビットコインETFの投資家が平均約40%の損失を抱えていると指摘した。
高値圏での資金流入が損失を拡大
ブラックロックが提供する現物ビットコインETF(IBIT)は、2024年初頭に取引を開始した。
伝統的な金融市場の投資家から人気を集め、約444億ドルの資産を急速に獲得した。米国で最大の現物ETFとして市場を牽引してきた。
2025年半ばの時点では、資金流入量に基づく平均的なIBIT投資家は約30%の利益を得ていた。ビットコイン(BTC)価格が好調に推移していたためだ。
しかし、2026年に入ると市場の状況は一変した。ビットコイン価格は数ヶ月の間に急落し、価値が半分以下にまで落ち込んだ。
この大幅な下落に伴い、ETFの純資産総額も大きく減少した。その結果、平均的な投資家の損益は30%のプラスから約40%のマイナスへと転落した。
伝統的金融市場の投資家に厳しい洗礼
平均的な投資家が大きな損失を抱えた背景には、資金流入のタイミングが関係している。
ビットコイン価格が高騰し、ピークに達した時期に大量の資金が集中して流入した。高値で買いを入れた参加者が多かったため、全体の平均取得単価が押し上げられた。
ジェラチ社長は今回の事態について、一般の投資家にとって残酷なビットコインへの入門になったと述べている。ブラックロックのような大手金融機関の規制された商品であっても、激しい価格変動から保護されるわけではない。
早期に購入した一部の参加者は依然として利益を保っているものの、高値掴みをした人々の損失は平均を大きく上回る。
市場全体のリスク回避姿勢も重なり、スポットETF全体で数十億ドル規模の資産価値が失われた。専門家は、価格変動の激しい資産を扱う際のリスク管理の重要性を強調している。
購入時期を分散させる手法など、より慎重なアプローチが求められている。
