ビットワイズは12月30日、11種類の暗号資産(仮想通貨)を対象としたETFの承認を米SECに申請した。
11銘柄のアルトコインを対象に
今回の申請は、ビットコインやイーサリアムといった主要資産以外の市場へのアクセスを広げる重要な動きだ。
ビットワイズは各資産の価格を追跡するBitwise 10 Crypto Indexを運用しているが、今回の申請はこれら個別銘柄を機関投資家が直接、かつ安全に取引できる環境を整える狙いがある。
対象となるのは、ユニスワップ(UNI)、トロン(TRX)、Canton(CC)、スイ(SUI)、Near Protocol(NEAR)など多岐にわたる。
具体的には、Aave(AAVE)、Ethena(ENA)、ハイパーリキッド(HYPE)、Starknet(STRK)、ビットテンソル(TAO)、Zcash(ZEC)も含まれている。
これらはDeFiやレイヤー1ブロックチェーン、AI関連など、異なるセクターをカバーしているのが特徴だ。
ビットワイズはこれまでも仮想通貨関連の金融商品を提供してきた。しかし、単一銘柄のETFを一挙に申請するのは異例の規模だ。
機関投資家の需要拡大を見込む
この動きは、ビットコイン以外のアルトコインに対する需要の高まりを背景にしている。
現物ビットコインETFの成功を受け、投資家がより多様なデジタル資産への直接的なエクスポージャーを求めているためだ。
市場では、特定のプロトコルやエコシステムを持つ銘柄への関心が強まっているようだ。
ビットワイズは、規制された環境下での手段を提供することで、機関投資家や個人投資家のニーズに応えようとしている。
特に、ポートフォリオの分散化を図りたい機関投資家にとって、一括で複数の銘柄に投資できる仕組みは大きな魅力となるだろう。
また、競合のグレイスケールも同様にビットテンソルのETFを申請している。資産運用会社の間でアルトコイン商品の開発競争が激化している状況だ。
ビットワイズは現在、30以上の商品を展開しており、今回の申請が承認されれば、同社の製品ラインナップはさらに強化されることになる。
これらのETFは、既存の商品と同様にNYSE Arcaへの上場を目指している。同社は専門的な分析に基づき、将来性のあるプロジェクトを選定したとしている。
