ビットマイン・イマージョン・テクノロジーズは10日、同社のイーサリアム保有量が350万トークンに達した。
ニューヨーク証券取引所アメリカンに上場する同社は、先週だけで11万288ETHを取得し、総保有量を約350万5000ETHに引き上げた。
世界最大級の機関投資家ポジションを確立
同社の公式発表によると、この保有量はイーサリアムの総流通量の約2.9%に相当する。現在の市場価格に基づく保有資産の評価額は約124億2000万ドル(約1兆9100億円)だ。
同社は暗号資産、現金、その他の資産を含めた総保有額が11月9日時点で132億ドル(約2兆300億円)に達したと報告している。
今回の11万ETH購入は、前週と比較して34%の増加率を示している。
これは同社が積極的な蓄積戦略を継続していることを示すものだ。ビットマインは世界最大級の機関投資家によるイーサリアム保有を実現したとみられる。
平均取得価格との乖離で巨額の含み損
しかし、同社の平均取得価格は4020ドルとされる。保有資産124億2000万ドルを350万5000ETHで割ると、現在の市場価格は約3543ドルとなる。
この価格差は1ETHあたり約477ドルに相当し、総額で約16億6000万ドル(約2550億円)の含み損が発生している計算だ。
この評価損の数字はビットマインの公式発表ではなく、アナリストの計算に基づくものだ。取得価格と現在価格の間に大きな乖離があることは、同社の財務状況に即座の圧力をかけている。
それでも同社が積極的な購入を続けていることは、イーサリアムの長期的な価値に対する強い確信を示唆している。
ビットマインの戦略は、以前の市場サイクルで大量のビットコイン保有を構築した企業と類似している。
ただし、現在のイーサリアム価格が平均取得価格を下回っている点は、投資家から購入のタイミングや価格設定について精査される可能性がある。
同社は暗号資産保有と並行して相当な流動性を維持しており、市場状況にかかわらず蓄積戦略を継続する柔軟性を保っている。
